今週の重要イベント「日本の4QGDPがマイナス二桁なら介入も現実的」2月16日(月)-2月20日(金)「今週の戦略」
今週の私の戦略「引き続きドル円クロス円押し目買い」
予想レンジ(ドル円89-94、ユーロ円116-121)
1.今週のマーケット「G-7、日本のマイナスGDP、GM再建、住宅救済」
G-7には限界がある。G-7で決定したこと、目標にしたことを各国が自国議会で議論されないことも多くまた検証もされず、達成されなくとも罰則もないことである。プラザ合意では米国の貿易不均衡改善、日本の財政赤字改善、日本の内需拡大などが声明に取り上げられたが24年経った今でも状況は変わらない。G-7直後には声明の文言で市場は反応しても短命に終わる。為替については介入をやれば相場は大きく動く。その点ではG-7の存在価値は大きい。ただ何の為の介入か、介入の理由とはかけ離れてしまう。プラザ合意では貿易不均衡の改善の為であったが、それは達成されていない。介入の為の介入、FXディーラー特にデイトレーダーを喜ばせる為の介入で終わっている。 さて今回のG-7声明で為替に関係する部分は以下の通りである。
「*為替については「過度な変動を避ける。市場を注視、密接に協力する」となった。これはいつものG-7の文言と変わらない。不思議なことは10月27日の緊急円高懸念声明時点より円高が進行していることに触れられなかったこと。
他国は景気減速で通貨安となり(除く米国)市場原理に沿っているが、日本だけは通貨高となっている(日本は市場原理の国ではない)。円売り介入があるとすれば日本だけがとりたてて景気が悪いということを証明しなければならない。それゆえに16日の日本の4QGDPが二桁マイナスになるかは重要なポイントだ。
これまで介入を行わなかったのは金融危機でそれどころではないという点と、介入するとまた円キャリーが発生して急落の恐れを含むバブルの可能性が出てくるということだ。それもマイナス二桁成長となれば相殺される。
*中国については賞賛の一語に尽きる。超積極的な財政出動を評価し、株価上昇の実績も出している。中国が機関車になることが世界景気の回復に繋がることを認識している。人民元については付録である。
*為替については他に気になった点が二つある。一つはIMFへの1000億ドル相当の融資枠の設定。これはG-7で評価され声明にも取り上げられた。SDRで出資だが外貨準備を使うのだろう。ドルからSDRへは帳簿上の処理となろう。もう一つ中川財務相が国際協力銀行を通じて、アジアを中心とした途上国の貿易に対する年間20億ドル規模の金融支援策を発表した。これは円からドルなど外貨へ転換される可能性がある。」
その他、いやその他というより重要だが、米国景気対策法案が議会を通過した。いろいろ批判があるがオバマ大統領の希望するスケジュール通りとなった。17日にはGM、クライスラーの再建計画が提出される。また先週後半のNY株を持上げた住宅ローン救済案が発表される。
もちろん日銀政策会合にも期待したい。
「注目指標」
16(月)米 プレジデンツデー、NZ 4QPPI、日4QGDP、マンション販売、加 製造業出荷
17(火)日 第三次産業活動指数、RBA議事録、スイス 小売売上、香港 失業率、英 CPI、小売物価、独&ユーロ圏 ZEW景況感指数、ユーロ圏貿易収支、米 NY連銀製造業受注、対米証券投資、NAHB住宅市場指数、米 GM,クライスラー再建計画提出期限、米 政府GMに40億ドル融資(第三次)、セントルイス連銀総裁講演、決算 ウオルマート、
18(水)BOE議事録、ユーロ圏建設支出、加 卸売売上、米 輸入物価指数、住宅着工、建設許可、鉱工業生産、設備稼働率、FOMC議事録、決算HP
19(木)日銀会合、月例報告、日銀総裁会見、百貨店売上、スイス貿易収支、ECB理事会、加 景気先行指数、米 PPI、新規失業者保険、景気先行指数、フィラデルフィア連銀景況指数、北米地区半導体製造装置BBレシオ
20(金)日 全産業活動指数、金融経済月報、コンビニ売上、仏 CPI、英 小売売上、加 CPI、米 CPI、決算 JCペニー
21(土)リオのカーニバル
2.高金利特集「長期投資、債券かスワップか」
長期的な金利取得目的では外貨債券とスワップの二つがある
リスクは金利と為替変動だ。
為替変動リスクは日本人にとっては円高か円安だ。もちろん外貨でそのまま使う人には為替変動リスクはない。現地の人が保有するのと同じだ。いつかそういう風になればいいと思って、シドニーの津田さんに便利なシステムの開発を依頼している。豪ドルが安くなってもすぐに豪ドルのまっまでオージービーフを買えれば変動なんて怖いものなしとなる。
金利についてのリスクは二つあり、固定金利としての保有期間がある。
FXのスワップは日々の書き換えなので金利上昇時はメリットがあるが、金利についてのリスクは二つあり、固定金利としての保有期間がある。
FXのスワップは日々の書き換えなので金利上昇時はメリットがあるが、最近のような金利低下時にはデメリットトとなる。FX市場でも1年のスワップでロールオーバーしてもらえればいいのだが、それは信用リスクの問題があり難しい。
そういう時には外債で5年でも20年でも30年でも高金利を固定するのもいいだろう。ただFXほど簡単には中途で売買しづらい。またレバレッジを効かせられない。さらには現在ではスワップのオーバーナイトの金利が長期債券の金利より高い国もあり、スワップに目が移ってしまう。ランドは日々の金利が10%で長期債は8%程度だ。
両者良し悪しがある。ただスワップ金利狙いは一番の目的は金利収入なので元本を取り崩さない余裕が必要。両者メリトット、デメリットあるので半分ずつでもいいのではないだろうか。長期債保有では外貨資金の受け皿としてMMFがあれば尚良し。
3.為替と野球「リパトリよりも資金繰りが正念場の3月」
2月、3月は例年は日本企業の海外拠点からの利益送金の円転(円買い)が焦点であり、円高となることも多かった。今年は無い袖は振れないというか利益が上がらなければ日本へ送金することも出来ないので円高圧力は減少する。
ただそんなことより今週号の東洋経済によれば企業にとって正念場は資金繰りのようだ。3月は決済が集中するので出来なければ最悪の事態にもなりかねないということだ



