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ECB理事会、インテル、アルコア決算

今週の重要イベント「ECB理事会、インテル、アルコア決算」
1月5日(月)-1月9日(金)「今週の戦略」

今週の私の戦略「ECB理事会でユーロ売り、円は株次第」
予想レンジ(ドル円87-92、ユーロ円118-123)

1.今週のマーケット「ECB理事会、インテル、アルコア決算」

 年初から活発な取引が続いている。先週後半では昨年末から上げていたものの多くが反落した。米株、日本株、ドル円、クロス円などである。年末の海外リパトリやオバマ新政権への期待で上げたものが、米国雇用統計などからまた不安が高まってき、海外リパトリの需給要因も剥げ落ちてきたのだろう。リスク選好志向が弱まってきた。ただドルは円では下落して円高となっても全体で強い。他国は為替で自国通貨安なので外需減と言いながらも為替差益で幾分かは相殺できる。日本は外需減円高のダブルパンチなのでいつかは効いてきて欧州よりも足元がふらつくかもしれない。

 日銀総裁は時折、権限にない為替に触れることがあるが金融政策の限界を感じているので為替政策でも協力して欲しいという財務省への訴えのような気もする。財務省が動かないのは海外からの圧力なのだろうか。さらに日本企業の体力がなくなっていく気がする。内需拡大といっても輸出依存体質の日本では円高では可処分所得は増えない。

 今週のメインイベントはECBの金融政策である。ECBのインフレ目標値は2%であり、昨年末は政策金利がインフレ率に近づいてきたので利下げ打ち止めの意見もでてユーロ買いを誘ったが11月CPIが前年比+2.1%、12月が+1.6%と政策金利の2.5%、インフレ目標の2.0%を下回ってきたので0.5%の利下げ予想が出ている。ただ先週のポンド同様に発表後は買い戻されるかもしれない。現在ユーロは一目均衡表の雲上限でもみ合っているが暫くすると雲の薄いところが出てくるのでそこを下抜ける可能性もある。

 その他上述の予定表を少し充実させたが経済指標は目白押しである。米国アルコア、インテルの業績も株価のみならず為替に影響するのでチェックしたい。 

「注目指標」

0(土)麻生首相訪韓、日銀総裁スイス出張
11(日)デトロイト自動車ショー、タイ下院補選

12(月)日韓首脳会談(ソウル)、OECD景気先行指数、アトランタ連銀総裁講演、決算-アルコア(1万5千人削減したが)
13(火)閣議後中川、与謝野大臣会見、日 マネーストック、国際収支、景気ウォッチャー調査、企業倒産、御手洗経団連会長会見、米 貿易収支、バーナンキ議長講演(ロンドン)、リッチモンド連銀総裁講演
14(水)NZ 住宅建設許可、日 機械受注、中川大臣会見、ユーロ圏 鉱工業生産、米 MBA住宅ローン申請、 小売売上、企業在庫、ベージュブック、フィラデルフィア&ミネアポリス連銀総裁講演、決算 ザイリンクス
15(木)日 機械受注、企業物価指数、財務次官会見、豪 雇用統計、独&ユーロ圏CPI、ECB政策金利、米 PPI、失業保険、NY連銀製造業 景気指数、フィデルフィア連銀景況指数、SF、シカゴ&アトランタ連銀総裁講演、決算ーインテル、ジェネンテック
16(金)閣議後中川、与謝野大臣会見、日銀支店長会議、ユーロ圏 貿易収支、米 CPI、対米証券投資、鉱工業生産、設備稼働率、ミシガン大消費者信頼感指数、リッチモンド連銀総裁講演、米政府GMに46億ドル融資

17(土)欧州モーターショー
18(日)自民党&民主党党大会


2.高金利特集「日本のリパトリはあるのか、ブラジル味の素の為替損より」

 昨年からの海外のリパトリやオバマ新政権への期待感でのドル買いは本邦輸出筋の戻り売りで相殺され94円台から90円台へ下落した。一方資面では例年出る冬のボーナス見合いの外債発行の話を余り聞かない。最近の新聞ではトヨタ自動車の豪ドル、NZドル債の起債をみかけるくらいだ。海外からの円売りはあっても日本からの円売りは静かだ。

 さて年末にブラジル味の素がブラジルレアルのノンデリバラブルフォワード為替取引で100億円の損失を発生させたようだ。製品輸出の際の為替変動リスクをヘッジするために結んでいる金融取引。世界的な金融混乱でブラジルの通貨レアルが大幅に下落したため。ノンデリバラブルフォワード取引とはブラジル・レアルなど為替先物市場が整備されていない新興国通貨の為替リスクを軽減するため、代わりに米ドルを使い差額決裁する取引。

 ちょっと先の話しだが、2,3月は3月決算前で日本企業の海外利益が日本に送金されてきて円買いが出やすい。ただ今年は海外で損失を計上する企業が多いのでいつものような金額にはならないだろう。
 
3.為替と野球「ブラウン首相動く、UK TIMESより」

 英国紙サンデータイムズではブラウン首相は英国大手銀行首脳、証券取引所会長を官邸(CHEQUERS、ダウニング街10番地とは別らしい)に呼び銀行貸出について最終的詰めを行う。同様に2週間後も行うようだ。ポンドは昨年殆どすべての通貨に対して下落してきたが年初からは強い。このような政府の動きを好感しているのだろう。

 ユーロドルは今週ECB理事会があり0.5%の利下げが予想されている。既に先週政策金利決定を終えたポンドに対しても発表4前は織込みユーロ売りポンド買い、発表後はその巻き戻しもあろう。

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