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悪材料でも下がらなければドル買い

今週の重要イベント「安定している強いドル」10月20日(月)-10月24日(金)「今週の戦略」

今週の私の戦略「悪材料でも下がらなければドル買い」
予想レンジ(ドル円99-104、ユーロ円134-139)

1.今週のマーケット「安定している強いドル」
 世の中えらい騒ぎで株価は世界中で暴落しているが、為替相場の動きはそれほど大きくない。通常の年と同じ程度の値幅であるし98年の10月にあったような2日で24円下落、夏からドル円が147円から112円へ35円下落したほどでもない。85年、86年、87年と毎年40円ずつ、240円から120円までの下落と比べても大人しい動きである。

 これが私が変動狙いでは思い込まずに地道に頻繁に売買し、金利では半永久的に持ち続ける方針をとっている背景だ。為替は株ほど動かないし、株のように景気が良ければ買い、悪ければ売りという素直な動きもしない。為替ディーラーで儲かっているいる人は素直ではないし疑い深いと思う。理論だって考えて頭がよく、かつ何も疑わずお人よしでやさしい人は向かないかもしれない。では儲かっている人は悪人のようだが、それが絶対ないとは言えない。

 ただ為替相場は需給には素直である。しかしその需給がわかりにくい。大手の銀行で為替取引のシェアーが市場の10%以上ないと相場の流れはわかりにくいだろう。その不確かさをファンダメンタルズ、ニュース、需給、テクニカル、当局の動きから掴んでいこうと私はしている。素直な株のほうがいいと思うが、もうこの年では株の世界に深く入り込むことは出来ない。

 さて悪い材料が出ても為替相場は動きずらくなってきた。サブプライム問題とその後の世界中の景気後退も皆が予想していることだ。そんなに為替相場は素直ではない。
 
 11月にはブッシュ大統領とサルコジ大統領が先導して(議長は日本の麻生首相だが)緊急サミットが開催される。アジア諸国の首脳も招かれるようだ。世界の当局も想定できるサプライズには対応策を用意しているのでサプライズがあっても最近の相場展開のように短命だろう。

「注目指標」

20(月)豪3QPPI、独PPI、米 景気先行指数、
21(火)NZ3Q CPI、RBA議事録、ユーロ圏建設支出、
22(水)豪3QCPI、日 全産業活動指数、
23(木)NZ中銀政策金利、日 貿易統計、独 IFO、ユーロ圏 経常収支、米 失業保険、米 住宅価格指数、
24(金)米 中古住宅

2.高金利特集「2WAYプライスの弊害」

 以前からFX業者のゼロスプレッドやゼロ手数料には首を傾げると言ってきた。従業員の給与、諸経費を支払うのでゼロにすると慈善事業になってしまう。

 もう一つ気になるのは2WAYプライスだ。銀行時代にせよ、現在のFX取引にしろ私の取引にとっては2WAYプライスなどは必要はない。株式の取引と同じだ。株の取引に2WAYプライスを求める人はいない。2WAYプライスはもともと銀行間市場だけ存在したもので、レシプロカル(相互的)に2WAYを出す銀行だけで行われていた。相手が常に2WAYを出さなければ自分も出す必要はない。顧客や顧客扱いの銀行には売りか買いかを聞いていた。指値であるいは、成り行き、あるいは112.10で5千万ドル受けますという取引を行っていた。今相場が荒れてる時に2WAYを聞くと、ディーラーはしばしばプライスチチェンジしてしまう。特にクロス円はドル円と他の通貨の対ドル相場の組み合わせで出すので、どちらかが大きく荒れると2WAYプライスを頻繁に変更することとなる。顧客からFX業者、FX業者からカバー先の銀行、そこから銀行間市場でのカバーとなる3段階取引なので荒れる相場ではディーラーはチェンジを連発して収益を守る。保守的になる。

 最初から2WAYで聞かずに成り行きで、あるいはあるレートまで売れとか買えとかいう指示を出したほうが取引はスムーズに行くはずだ。荒れたときは2WAYプライスの弊害が大きい。いや荒れていない時でも2WAYプライスは不要だと思っている。為替取引は相場観で戦うものであり、業者と戦うものではない。

3.為替と野球 「新刊書発売=ID為替=短期デイトレ編のお知らせ」

10月20日(月)に講談社α新書より「野村式「ID為替」──プロが教えるFX短期トレード超投資法 (新書) 880円」を出版致します。

前著の「働かずに毎年1000万円稼げる私の「FX」超活用術 (講談社+α新書) 」に続くものです(最近相場は乱高下していますが私の外貨投資を含めスワップ取引のポジションも殆どそのまま保有しております。その手法はまた別の機会で行いたいと思います)

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