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日本の2QGDP下方修正予想

今週の重要イベント「日本の2QGDP下方修正予想」
9月8日(月)-9月12日(金)「今週の戦略」

今週の私の戦略「ドル円押し目買い」
予想レンジ(ドル円106-109、ユーロ円152-155)

1.今週のマーケット「日本の2QGDP下方修正予想」
 日経新聞によれば中国の胡錦濤国家主席は、米金融機関の経営不安でくすぶるドル不安に関して「国際経済・金融の安定のために中国も米国や日本、その他の国と努力するつもりだ」と述べ、基軸通貨であるドルの安定化に向けた協調姿勢を示したということだ。それは結構なことだが、最近の日本の新聞を見てもサブプライム問題が深刻とか、米景気の不安が書き立てられており、ドルも弱いような印象を与える記事が多い。しかし実際はドルは3月以来相変わらず堅調だ。ドル高をしっかりと支えてきたのはやはり米国の5月のドル高宣言であり、6月の大阪G-8サミット財務相会議である。また6月に初めて開催された原油サミットで産油国との間でドル高と引き換えに原油増産を密約させた(報道のみ)こともあった。第二四半期のGDPを見ても先進国では米国の成長率が一番高い。報道やセンチメントは実際の相場に合っていない気がする。


 さて1週間休みを取らせて頂いた。旅先のニュージーランドで驚いた日本のニュースは福田首相の辞任とオリックスが2位に浮上していたことだ。どちらも政権を放り出したリーダーを受け継いだものであったが、前者は再び投げ出し、後者は復活を果たしていた。これだけ首相がコロコロ変わると官僚はやりやすくて仕方がないだろう。結果として大きな政府は維持され、財政赤字、無駄もなくならない。日本経
済の長期低迷の一つの要因だろう。

 冒頭に述べたように休暇前のリポートとあまり情勢は変わっていない。3月からサブプライム問題への前向きな対処が行われていてドル高続行だ。最初はドル円中心に、ここにきて円以外でもドルが急伸している。米国2QGDPは上方修正されたが、日本のそれは今週下方修正される予想だ。

 また週末GSEへ公的資金投入の話が出たがこれは既に議会を通過した法案に基づくものであり3月から続く迅速なサブプライム問題対策の一環だ。

オセアニア両国に次いで欧州各国も景気減速を認めている。既にオセアニア両国は利下げ、減税を打ち出している。欧州も各国個別で対策を出し始めている。ただその効果が出るのは米国が昨秋から今春までかかったのと同様半年程度かかるだろう。

 政権があるのかないのか、日銀総裁がいるのかいないような日本は論外であろう。円が好んで買われているのではなく、他通貨のドル上げのスピードについていけないだけでクロス円が円高となっている。オセアニアや欧州の景気対策が出るまでの来年初まではクロス円の仕込みどころだろう。対策のない日本、円高には耐えれない日本経済なので一時的な円高に終わるだろう。円高には総合的なメリットはないのは日本が対外純資産国だからだ。長期保有低レバレッジのスワップ狙いにとっては別にたいした動きではなかったが、それでも変動が気になる人は8月3日の本リポートに述べたヘッジの手法を参考にして頂きたい。

 変動狙いはこまめに見ていくことが儲けの対価であるから、それは神経をすり減らして、例えば週末のGSE2社救済のニュースなども追っていくことが重要だろう。また5日移動平均線の向きを見ているだけでもドル円の下げは8月半ばあるいは下旬から、ユーロドルの下げは7月下旬から示唆している。またトレンドラインを破るかどうかもチェックしていけばいいだろう。

 スワップは時間が対価、変動は執着することが対価である。 

「注目指標」

8(月)日 景気ウオッチャー、
9(火)豪 小売売上、独 国際収支、米 中古住宅販売保留、
10(水)日 企業物価指数、国際収支 
11(木)NZ 中銀政策金利、日 機械受注、豪 雇用統計、ECB月例報告、米 失業保険、貿易収支 
12(金)NZ 小売売上、日 2QGDP二次速報、米 PPI、小売売上、ミシガン大消費者信頼感指数

2.高金利特集「ニュージーランドへ向かう」

 社会福祉制度の充実している国、高金利国、日本よりやや小さな島で400万人で暮らしている国。いろいろ興味つきないニュージーランドへ向かった。消費税は12.5%、ただこれで年金を賄う。医療費無料、高校までの学費無料、高速道路無料、クライストチャーチでは水道代も無料という。消費税は高くともこれだけの公共サービスがあり、商品の値段も日本と同じあるいは安いとなれば暮らしやすいだろう。ただ医療費は無料でも公立病院は混雑していてなかなか診てもらえず有料の民間医にかかるという。また新聞によると最大都市オークランドの心臓手術件数が激減しているということだ。心臓外科医が海外へ流出しているということだ。社会福祉の充実度にも陰りが出ていることも聞いた。

 ただ全体的には住みやすい国なのだろう。海外から移住を求める人は絶えないようだ。その移住制度はベトナム難民受け入れ、天安門事件での中国難民受け入れで数が増えすぎたのだろうか。オークランドを歩いていても3分の1以上はアジア系の人のような気がする。政府は永住権取得を厳しくしているようだ。もちろん英語が堪能であり、かつニュージーランドに大きなメリットがなければ受け入れないようだ。いい国への門戸は狭くなっている。
 
3.為替と野球 「ニュージーランドの金利」

 7月に公定歩合を0.25%引き下げ現在は8.0%だ。あと1,2回利下げをして10月の減税を含めて効果を見るだろう。
オークランドに昔のディーラー仲間がいたので銀行預金について聞いてみた。通知預金というかいつでも引き出し可能な預金金利(但し2000NZドル以上=日本円15万円以上程度)で7.8%がつく。日本の銀行のNZドル預金は定期金で6%程度なので2%近く差がある。為替手数料も日本では大きく取られてしまう。ただFXでのスワップは金利差にもかかわらず7.7%程度つけてくれるのはありがたい。

高金利をもらって安い物価、日本より充実した福祉の国で老後をおくってみたい気持ちは前々からある。日本は高金利ではないが、高国民負担、高い物価、高い手数料で可処分所得は減少してしまう。


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