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8月でも強いドル円は貿易黒字減少による

今週の重要イベント「8月でも強いドル円は貿易黒字減少による」
8月18日(月)-8月22日(金)「今週の戦略」

今週の私の戦略「反転の兆しあるまでドル買い継続」
予想レンジ(ドル円109-112、ユーロ円160-164)

1.今週のマーケット「8月でも強いドル円は貿易黒字減少による」

 米国はポーランドにMD(ミサイル防衛)配備、ウクライナとも協力するがもちろんこれに対してロシアは警戒を深めている。MD配備に協力した国にはロシアの核攻撃の標的になると威嚇している。米ロ冷戦は静まっていたが、いやロシアは98年の経済危機でそれどころではなかったが、自国を含め新興国の高度成長のエネルギー基地として発展し余裕が出来て軍備増強にも走っているのだろう。米ロ冷戦ではどこの国の通貨を買うか迷ってしまう。ユーロ、スイスはロシアに近い。日本は米国の同盟国で買いにくい。距離が離れたオセアニアか南アか。

 さて主要国の2QGDPが出揃った。結局米国(前期比年率+1.9%)、英国(前期比+0.2%、以下前期比)、ユーロ圏(-0.2%)、独(-0.5%)日本(-0.6%)となった。一番結果が悪い日本が具体的な対策をとっていないのが気がかりだが、今週は日銀政策決定会合があるので何か仕事をすべきだろう。

 景気減速となるのはこれらの国以外でもオセアニア両国や南アもそうだが、日本以外は利下げ、減税での対応策をとり先行きの回復シナリオを政府が示している。米国のサブプライム問題でも3月から「買収、資本注入、監督強化、詐欺容疑者逮捕、格付け機関見直しなどなど」の具体的な処方箋を示したことがドル反騰のきかっけとなった。インフレ対策でもドル安抑制と原油高抑制の国際協力が示されたことが現在のドル高、原油安のきっかけとなった。 日本も処方箋を出さないと患者の状況はさらに悪くなってくる。サブプライムより重要な長期的な問題=人口減による景気減速を忘れてしまっているようだ。何でも景気悪化をサブプライムや中国のせいにしているうちは円安でいいだろう。

ドル円は8月の月足が陽線となると5ヶ月連続陽線となり結構な記録となる。これは2001年の9月の115円から2002年の1月の135円の5ヶ月連続陽線以来だ。それより長い月足の連続陽線だと2000年9月の101円から2001年3月の126円までの7ヶ月連続陽線がある。過去2回は日本がまだデフレ不況から抜け出せずにゼロ金利や円売り介入でドル円を押し上げていた時であった。今回は違う、円売り介入もやっていないし、何しろメディアではサブプライム問題で米国弱し、ドル弱しの大合唱をしている最中だ。その中でのドルが記録的な5ヶ月連続陽線を続けている。また過去2回の上昇と違って、今回はドルが下がる確率が極めて高い8月を含んでいるからだ。この原因は貿易黒字減少と個人マネーの海外投資増加にある。

 まだ8月が終わっていない時点で8月ドル上げというと鬼が笑うかもしれない。ただ私の目はもう少し先で今年は意外と年足も陽線になるではないかということだ。今年の始値は117円88線でありまだ遠いが時間はある。現在移動平均線は90日線まで上向きに反転上昇しているが、200日線が反転上昇すれば年足陽線も見えてくる。200日線が反転するのは3ヶ月後先の予定だ。と大きなことをいったが、やはり日々の動きから目を離さないことが肝要だ。日々のトレンドラインを下に切るとか、一目均衡表の雲の下に出そうな時はリポートで述べたいが注意して頂きたい。 

 今週は大物指標はないが日銀会合のほか日本の7月貿易統計、米国は住宅着工、景気先行指数、ユーロ圏はZEW景況感指数オセアニアはNZPPIと豪中銀議事録、南アの2QGDPなどを注目したい。
 
「注目指標」

18(月)日銀政策決定会合、ユーロ圏 貿易収支、米 NAHB住宅市場指数
19(火)NZ2QPPI、日銀政策決定会合、独 PPI、ユーロ圏&独 ZEW景況感調査、ユーロ圏 建設支出、米 PPI、住宅着工、建設支出
20(水)全産業活動指数、
21(木)日 貿易統計、米 失業保険、景気先行指数、フィラデルフィア連銀景況指数
22(金) 


2.高金利特集「日本は貿易黒字減少だがユーロ圏は赤字となっている」

 かねてから今年のドル高は3月からの米国のサブプライム問題への迅速な対応、米国大統領を始め米国当局のドル高宣言、それに日本の貿易黒字の大幅縮小などがある。日本の貿易黒字の減少は原油高による輸入の拡大と米国向け輸出の減少が主因だ。

 原油高で貿易黒字が減少するならユーロ圏も同様だ。ユーロ圏の貿易黒字は2005年が483億ユーロ、2006年が192億ユーロ、2007年が556億ユーロであったが今年は日本と同様黒字が大幅減少している。まだ5月までの数字しか公表されていないが5月までで31億ユーロの赤字となっている。既に黒字ではなくなっている。ただユーロ圏内のドイツは6月までで1034億ユーロの黒字である。他のユーロ圏諸国が大幅赤字となっているのだろう。原油高でユーロ圏内にも格差が広がっている。

3.為替と野球 「オーストラリアの宣伝」

 以前オーストラリア情報がふんだんに掲載されている現地WEB SITE「JAMS TV」(http://www.jams.tv/)を紹介したことがあったが、今回そのWEB SITEに記事を書くことになったのでご興味あれば読んで頂きたい。FXというより外貨投資全般について書いていくつもりで出来る限り毎木曜日にアップしたいと思っている。

 WEB SITEでは生活、グルメ、不動産、旅行、語学、求人、永住権ビザ、資格などの情報が満載。吉野家の牛丼セットが5.95豪ドルなど日豪物価の比較も出来る。また為替情報ではシドニー在住15年のJOE津田さんの相場見通しもある。もちろ現地時事ニュースも見ることが出来る。投資した豪ドルを円に換えずに豪ドルで使えば為替変動は気にならなくなるが、このようなWEB SITEからもそれが実現できそうだ。


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