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2008年08月 過去の記事

2008年08月03日

全体的なドル上げ続くが円はやや強い=8月の需給の特徴

今週の重要イベント「全体的なドル上げ続くが円はやや強い=8月の需給の特徴」
8月4日(月)-8月8日(金)「今週の戦略」

今週の私の戦略「マイナス成長予想のユーロを戻り売り」
予想レンジ(ドル円106-109、ユーロ円166-169)

1.今週のマーケット「マイナス成長の日本とユーロ」 

 世界各国の2QGDPが出始めている。英国は前期比+0.2%、米国は前期比年率+1.9%であった。また今後発表される国は日本が前期比-0.6%の予想、ユーロ圏も前期比小幅マイナスの予想である。南アは8月半ば、オセアニア両国は9月以降となる。カナダは毎月発表(4月+0.4%、5月-0.1%)している。
 先進国ではサブプライム問題の震源地の米国が2Qでは一番高いかもしれない。ドルが最近南ランドを除いて底堅い一つの理由である。また6月のG-8財務相サミットや原油サミットで議論されたドル安抑制、原油高抑制も効果をあげつつある。

 ドル円も4月から4ヶ月連続ドル上げとなって、既に何度か申し上げているがドルが下がりやすい8月となった。日本の景気は2QGDPがマイナス成長予想もあり思わしくない思わしくないがドル円相場は景気の良し悪しよりも需給で動くので気をつけたい。外債利金受取りや9月中間決算へのリパトリの円買いがあるのがドル円が下がりやすい要因。

 また今週はRBA(豪中銀)、FOMC、BOE、ECB、来週は南ア、再来週は日銀の政策決定会合がある。どこの国もインフレーションとリセッションとの狭間で悩むところだ。NZのようにインフレターゲットを超えていても成長促進の為に利下げへの方向性を打ち出してくる国があるだろう。

「注目指標」

4(月)日 マネタリーベース、ユーロ圏 PPI、米 個人所得支出、PCEデフレーター、製造業受注
5(火)RBA政策金利、ユーロ圏&独 サービス業PMI、米 ISM非製造業景況指数、FOMC
6(水)日 景気動向指数、独 製造業受注
7(木)NZ 2Q失業率、豪 雇用統計、日 機械受注、独 国際収支、BOE&ECB 政策金利、米 失業保険、中古住宅販売保留、
8(金)日 景気ウォッチャー指数


2.高金利特集「オセアニア通貨円のヘッジは対ドルで」

 NZドルが利下げし、豪ドルも利下げが予定されている。景気サイクルから仕方のないところだろう。米ドルも昨年8月から半年間低迷して戻ってきている。南アランドも昨年末から政局不安や電力不足で下落したが今回復途上にある。オセアニア両国は景気低迷を利下げや減税で対応する。半年程度は我慢したい。変動が気になったり、下げもとりたい人は対ドルでNZや豪ドルを売るほうが効率的だろう。NZ円や豪ドル円を売っても円部分の取り分は少ないからだ。マイナス成長、貿易黒字減少、増税基調の日本の円の中期的な上昇はないと見ている。

豪ドルはここ3週間で500ポイント、NZドルは400ポイント対ドルで下落したが、ドル円は小動きだ。NZドル円、豪ドル円のヘッジは対ドルでNZドル、豪ドルを売りたい。半年程度の下げを辛抱できる人はそのままでもいいだろう。また復活してくる。
 
3.為替と野球 「南アランド動向」

 南アランド円は3月から底堅く4月から3ヶ月13台でもみ合い漸く14円台にのせてきた。これには昨年末からランドが急落していたのは電力不足、政局不安、隣国ジンバブエ問題などがあったが、これがいずれも改善方向へ向かっている。電力不足は今冬(7,8月)は供給制限をしないと電力公社エスコム社が表明した。政局不安はムベキ現大統領が昨年末ANC党首選に破れ大統領と党首が異なるねじれ現象が起きていたが次期大統領候補のズマANC党首が新政権でもムベキ政権の経済政策を受けいれるなどと表明した。ただ気がかりなのはズマ氏に汚職容疑がかかっている裁判が始まっていることだ。ムベキ現大統領は以前汚職疑惑がかかったズマ氏を閣僚から解任していた。なかなか泥臭い政局
だ。さらに独裁政治、超インフレのジンバブエ問題は世界から経済制裁を受け始めているが、南アムベキ大統領がムガベジンバブエ大統領と野党党首との会談の仲介をしてジンバブエを孤立させないように動き出したことなどがある。

 金融政策についてはインフレがターゲットの3-6%を大きく超え10%以上となっている。南ア一国では対処できない原油価格や食料品価格の高騰が原因なので利上げをしてもこれまで効果がなく景気だけが減速してしまっていた。ただ世界の国もどこも同じインフレーションとリセッションの悩みを抱えており、日本などと違ってある程度の資源を産出できる南アはまだ持てる国の強みがある。

 最近は原油価格が下落しているが、南ア産出の金、プラチナ、パラジウムも値を下げている。株価も下落しているが、通貨ランドは上昇している。昨年末からは逆の現象(株上げ、資源高、通貨安)が続いていたのでその巻き戻しの意味もあろう。

2008年08月10日

日独マイナス予想のGDP&次の焦点探し

今週の重要イベント「日独マイナス予想のGDP&次の焦点探し」
8月11日(月)-8月15日(金)「今週の戦略」

今週の私の戦略「GDP直前にドルロング手仕舞い&次の焦点は」
予想レンジ(ドル円108.50-111.50、ユーロ円163-167)

1.今週のマーケット「日独マイナスGDPの次の焦点は」 

 日本とドイツのマイナス2QGDPを織り込んできた相場も最終局面となる。日本は前期比-0.6%、ドイツは前期比-0.8%程度の予想だ。サブプライム問題震源地の米国より下回ることとなる。日本はGDPデフレーターがマイナスなので名目GDPはさらに低い数字となろう。ガソリン価格、食料品価格の高騰はGDPにすべて反映されず日本はまだデフレ国となっている。織込み期間のほうが相場は簡単かもしれない。既にドル円は107円から110円、ユーロドルは1.56から1.50台へとなっていてドルが上昇している。実際の数字が出た時のほうが相場は難しくなる。為替ディーラーは過去の数字にこだわることなく次の指標や焦点へ向けてポジションを作っていきたい。発表直前になれば織込みの動きがさらに加速することが多い。

 ではGDPの次の焦点は何かというと、GDPほど明確なものはないが、インフレ懸念はあっても景気減速に耐えられない国の利下げへの思惑だ。既に豪は先行きの利下げを示唆し、NZは実際に利下げを行った。インフレにより繊細な欧州中銀がどう出るかも次の焦点だろう。南アフリカはどうだろうか。

 また円高となることが多い8月だが8月後半からは外債利金の受け取りの円転(円買い)、9月中間決算へのリパトリの円買いもある。既にドル円は8月始値より2円以上上昇しているので円高要因があっても月足で陰線とならなければ9月以降にはさらに円安に拍車がかかるだろう。月後半は秋から年末相場を占う上の重要な期間となる。

 また8月21日には7月の貿易統計が発表される。6月までで今年の貿易黒字は昨年より半減している。輸出主導型の日本経済はこれでは成り立たない。また貿易黒字の減少がドル円相場の底堅さを物語っている。貿易赤字国は自国通貨安、貿易黒字国は自国通貨高というのが為替需給の基本である。そこから資本の流れを加減していけばいいと思う。日本の個人の外貨投資はまだ始まったばかりなので資本の流れは日本から外へと円売りに作用している。

 
「注目指標」

11(月)
12(火)日 企業物価指数、消費者態度指数、米 貿易収支、
13(水)NZ 2QPPI、日 2QGDP、国際収支、米 小売売上
14(木)ユーロ圏&独 GDP、ユーロ圏 CPI、米 失業保険、CPI、南ア 政策金利
15(金)NZ 小売売上、米 NY 連銀製造業指数、対米証券投資、ミシガン大消費者信頼感指数

2.高金利特集「柔軟な景気対策がとれる国ととれない国」

米国はサブプライム問題発覚後利下げ、資金供給、減税と景気対策をとってきた。今それをNZ、豪がやろうとしている。さらにGDP次第では欧州勢もインフレ懸念があるとはいえ何らかの対策をとってくるだろう。ドイツはすでに年金給付の増額、住宅児童手当の増額、ガソリン減税の提案、中所得者の減税、高所得者の増税案などが浮上している。NZ、豪は財政の余裕あり、欧州も厳しい財政規律の範囲内で行われる。利下げと減税を行う余裕がある。半年程度の期間で米国同様に回復してくるだろう。危機と新聞に叫ばれた時からは買い場探しの旅としている。ただ利下げも減税も余裕のない日本は麻生自民党幹事長が赤字国債30兆円枠撤廃、株式投資の非課税案を出しているが「その場もしのげない策」のような気がする。やるなら株式投資に限らず所得税減税、ガソリン税撤廃であろう。やはり円が心配だ。
 
3.為替と野球 「お祈り」

 3月からサブプライム問題は為替にはもう関係がなくドル円は上昇するとしてきた。その後ドル高宣言をしたブッシュ大統領、バーナンキ議長、ポールソン財務長官、マケイン議員がいた。さらにはFOMCではサブプライムからインフレ重視策へシフトしドル高は必要条件となった。6月大阪財務相サミットでもドル安是正が議論され、ドル安の要因の一つ原油高と抑制の原油サミットまで開催された。サブプライム問題でいまだ決算悪化の報が続くが、それら問題機関への内外からの資金注入の枠組みは作られてきた。振り返れば単純なドル安是正相場であったが、ドル高に自信があっても時折不安になることがあった。そうなれば神様仏様にすがりつくしかなく、セントラル短資オンライントレード社の近くの泉岳寺にある「日本初の為替ディーラー高島嘉右衛門」のお墓や中華街の商売の神様の「関帝廟」、海の神様の「媽祖廟」へお祈りをした。不安な時もあった。


 

2008年08月17日

8月でも強いドル円は貿易黒字減少による

今週の重要イベント「8月でも強いドル円は貿易黒字減少による」
8月18日(月)-8月22日(金)「今週の戦略」

今週の私の戦略「反転の兆しあるまでドル買い継続」
予想レンジ(ドル円109-112、ユーロ円160-164)

1.今週のマーケット「8月でも強いドル円は貿易黒字減少による」

 米国はポーランドにMD(ミサイル防衛)配備、ウクライナとも協力するがもちろんこれに対してロシアは警戒を深めている。MD配備に協力した国にはロシアの核攻撃の標的になると威嚇している。米ロ冷戦は静まっていたが、いやロシアは98年の経済危機でそれどころではなかったが、自国を含め新興国の高度成長のエネルギー基地として発展し余裕が出来て軍備増強にも走っているのだろう。米ロ冷戦ではどこの国の通貨を買うか迷ってしまう。ユーロ、スイスはロシアに近い。日本は米国の同盟国で買いにくい。距離が離れたオセアニアか南アか。

 さて主要国の2QGDPが出揃った。結局米国(前期比年率+1.9%)、英国(前期比+0.2%、以下前期比)、ユーロ圏(-0.2%)、独(-0.5%)日本(-0.6%)となった。一番結果が悪い日本が具体的な対策をとっていないのが気がかりだが、今週は日銀政策決定会合があるので何か仕事をすべきだろう。

 景気減速となるのはこれらの国以外でもオセアニア両国や南アもそうだが、日本以外は利下げ、減税での対応策をとり先行きの回復シナリオを政府が示している。米国のサブプライム問題でも3月から「買収、資本注入、監督強化、詐欺容疑者逮捕、格付け機関見直しなどなど」の具体的な処方箋を示したことがドル反騰のきかっけとなった。インフレ対策でもドル安抑制と原油高抑制の国際協力が示されたことが現在のドル高、原油安のきっかけとなった。 日本も処方箋を出さないと患者の状況はさらに悪くなってくる。サブプライムより重要な長期的な問題=人口減による景気減速を忘れてしまっているようだ。何でも景気悪化をサブプライムや中国のせいにしているうちは円安でいいだろう。

ドル円は8月の月足が陽線となると5ヶ月連続陽線となり結構な記録となる。これは2001年の9月の115円から2002年の1月の135円の5ヶ月連続陽線以来だ。それより長い月足の連続陽線だと2000年9月の101円から2001年3月の126円までの7ヶ月連続陽線がある。過去2回は日本がまだデフレ不況から抜け出せずにゼロ金利や円売り介入でドル円を押し上げていた時であった。今回は違う、円売り介入もやっていないし、何しろメディアではサブプライム問題で米国弱し、ドル弱しの大合唱をしている最中だ。その中でのドルが記録的な5ヶ月連続陽線を続けている。また過去2回の上昇と違って、今回はドルが下がる確率が極めて高い8月を含んでいるからだ。この原因は貿易黒字減少と個人マネーの海外投資増加にある。

 まだ8月が終わっていない時点で8月ドル上げというと鬼が笑うかもしれない。ただ私の目はもう少し先で今年は意外と年足も陽線になるではないかということだ。今年の始値は117円88線でありまだ遠いが時間はある。現在移動平均線は90日線まで上向きに反転上昇しているが、200日線が反転上昇すれば年足陽線も見えてくる。200日線が反転するのは3ヶ月後先の予定だ。と大きなことをいったが、やはり日々の動きから目を離さないことが肝要だ。日々のトレンドラインを下に切るとか、一目均衡表の雲の下に出そうな時はリポートで述べたいが注意して頂きたい。 

 今週は大物指標はないが日銀会合のほか日本の7月貿易統計、米国は住宅着工、景気先行指数、ユーロ圏はZEW景況感指数オセアニアはNZPPIと豪中銀議事録、南アの2QGDPなどを注目したい。
 
「注目指標」

18(月)日銀政策決定会合、ユーロ圏 貿易収支、米 NAHB住宅市場指数
19(火)NZ2QPPI、日銀政策決定会合、独 PPI、ユーロ圏&独 ZEW景況感調査、ユーロ圏 建設支出、米 PPI、住宅着工、建設支出
20(水)全産業活動指数、
21(木)日 貿易統計、米 失業保険、景気先行指数、フィラデルフィア連銀景況指数
22(金) 


2.高金利特集「日本は貿易黒字減少だがユーロ圏は赤字となっている」

 かねてから今年のドル高は3月からの米国のサブプライム問題への迅速な対応、米国大統領を始め米国当局のドル高宣言、それに日本の貿易黒字の大幅縮小などがある。日本の貿易黒字の減少は原油高による輸入の拡大と米国向け輸出の減少が主因だ。

 原油高で貿易黒字が減少するならユーロ圏も同様だ。ユーロ圏の貿易黒字は2005年が483億ユーロ、2006年が192億ユーロ、2007年が556億ユーロであったが今年は日本と同様黒字が大幅減少している。まだ5月までの数字しか公表されていないが5月までで31億ユーロの赤字となっている。既に黒字ではなくなっている。ただユーロ圏内のドイツは6月までで1034億ユーロの黒字である。他のユーロ圏諸国が大幅赤字となっているのだろう。原油高でユーロ圏内にも格差が広がっている。

3.為替と野球 「オーストラリアの宣伝」

 以前オーストラリア情報がふんだんに掲載されている現地WEB SITE「JAMS TV」(http://www.jams.tv/)を紹介したことがあったが、今回そのWEB SITEに記事を書くことになったのでご興味あれば読んで頂きたい。FXというより外貨投資全般について書いていくつもりで出来る限り毎木曜日にアップしたいと思っている。

 WEB SITEでは生活、グルメ、不動産、旅行、語学、求人、永住権ビザ、資格などの情報が満載。吉野家の牛丼セットが5.95豪ドルなど日豪物価の比較も出来る。また為替情報ではシドニー在住15年のJOE津田さんの相場見通しもある。もちろ現地時事ニュースも見ることが出来る。投資した豪ドルを円に換えずに豪ドルで使えば為替変動は気にならなくなるが、このようなWEB SITEからもそれが実現できそうだ。


2008年08月24日

米国2QGDP改定値

今週の重要イベント「米国2QGDP改定値」
8月25日(月)-8月29日(金)「今週の戦略」

今週の私の戦略「ドル押し目買い」
予想レンジ(ドル円108.50-111.50、ユーロ円161-164)

1.今週のマーケット「米国2QGDP改定値」

 過去3年の8月最終週を見るとドル円は横ばい推移している。月半ばの外債の利金の受け取りの円買いも一息ついたからだろう
 
今週の焦点は速報値で前期比年率+1.9%を出した米国2QGDPの改定値である。予想はさらに上方修正され+2.8%となっている(発表は8月28日)。取引手法は速報では2週間前からの織込み期間でのドル買いであったように、改定値でも事前に高まってきた上方修正予想でドルはジリ高推移しよう。不確実な発表後より発表前の織込み期間が取引は容易だ。その他ドイツの2QGDP確報もある。エコノミストの予想も当たらないので発表後よりも発表前の方が順バリが利いて確実なことが多い。重要指標の利用方法の一つだ。発表後は早打ち競争あり、利食いあり、パニック売買があるので運動神経と勝負勘の争いとなる。人によっては合わないかもしれないので事前取引も利用したい。

 円高になる確率が高かった8月も今週金曜日の終値が107円90銭以下にならない限り円安の月となる。8月17日の本リポートで指摘したようにそれは2001年9月から始まる5ヶ月連続陽線以来となり画期的だ。ゼロ金利でもなく、介入もやらず、巷では米国最悪景気といわれながらの円安は理解しにくいだろうが需給的には容易に説明がつく。

 日本の貿易黒字は昨年と比べ半減している。一方ユーロ圏は減少どころか赤字となっている。米国はいつものように年間7000億ドルペース程度の赤字で走っている。ということは日欧の黒字はどこへ行ったのか。それは中東であり、中国であり、東南アジア、ロシア、ブラジル、インドである。そのうち中東や中国は半固定相場なのでドルが下落した印象はない。介入でドルを支え相場を維持している。これらの国は急に変動相場にしたりドルを売るつもりはない。外貨準備として蓄えたドルを米国金融機関への資金注入として利用している。ドルは暴落せず上手く米国へ還流している。韓国KDB(KOREAN DEVELOPMENT BANK)がリーマンブラザーズを買収する話まで出てきている。世界中のお金は入り混じって、さらにグロ-バル化していく。 


「注目指標」

25(月)白川日銀総裁会見、 独IFO景況指数、米 中古住宅販売
26(火)NZ 貿易収支、日 企業向けサービス価格指数、独 2QGDP確報、GFK消費者信頼感指数、米 新築住宅販売、米 消費者信頼感指数、リッチモンド連銀製造業指数、FOMC議事録
27(水)南アCPI、米 耐久財受注
28(木)独 雇用統計、ユーロ圏消費者信頼感指数、南アPPI、米 2QGDP改定値、失業保険
29(金)NZ 住宅建設許可、日 雇用統計、CPI、小売統計、鉱工業生産、ユーロ圏 CPI、雇用統計、南ア 貿易収支、米 個人所得支出、PCEデフレーター、シカゴ購買部協会指数


2.高金利特集「景気減速合戦から景気対策合戦」

米国に始まった景気減速合戦は景気対策合戦へ移っている。米国は利下げ、減税、豪、NZも同様、欧州はドイツが年金給付の増額(インフレなので=日本はインフレでも年金給付額凍結方針)、スペインが6兆円の景気対策などだ。中国も4000億元の景気対策報道があったがまだ政府は言及していない。オリンピック後だろうか、ただ株価は低迷していても中国の景気指標は強い。

 日本は政府日銀が景気悪化という感想は言うが何もしない状況だ。景気対策8兆円の報道もあるが真水はどうかといったところ。貸出枠の増大で景気対策を水増しして実際にお金を出さない行政の例は多い。ただ財政赤字なので後で増税に跳ね返ってくる苦しさはある。それも円の弱さの一つ、格付けの弱さとなっている。

 
3.為替と野球 「各国で選挙」

今後は多くの国で選挙が控えている。日本の総選挙はまだ先行き不透明だが、インド洋給油問題がきかけで解散総選挙になる可能性もある。NZでも11月に総選挙があり、現在与党労働党が国民党に世論調査で引き離されているので、人気取りに景気対策を打ち上げる可能性もある。10月から減税は実施される。米国は大統領選挙があるが民主党オバマ大統領候補は安全保障問題に詳しいバイデン上院議員を副大統領候補に起用した。クリントン議員とのコンビを期待して人々にはやや失望感が出てくるか。また来年には南アフリカの大統領選挙があり現在ANC党首のズマ氏(元副大統領)が就任する予定だが、現在、過去の収賄問題など複数の罪で現在起訴されており一つでも有罪になると法的に大統領に就任出来ず政治的混乱が予想される。黒人層には圧倒的に人気があるのがズマ氏である。


2008年08月28日

臨時リポート「ドル防衛秘密合意のこと」

おはようございます

 今朝の日経に「ドル防衛秘密合意」の記事がありましたので臨時リポートです。

*日経朝刊でドル防衛秘密合意の記事があったが、本誌では3月からの米国やG-7当局の発言(ブッシュ大統領、バーナンキ議長、ポールソン長官、マケイン大統領候補などのドル高宣言)や米国のサブプライム問題への迅速な対応、ポールソン長官とサウジ王家との秘密合意、大阪財務相サミット、原油サミットを取り上げドルの上昇を語ってきたつもりである。ドル円では105-125のレファレンスレンジは生きており、それを抜けると対策、連絡をとりあう。ただその動きはデイトレーダーとは時間軸が異なりゆっくりとしている。為替相場は最終的には有史以来当局の手のひらで踊らされているものだ。ただ慌てて買う必要もない。じっくりでいいと思う*

2008年08月29日

ニュージーランドへ

8月29日(金)「面白半分、勉強半分でニュージーランドへ」尚来週は休暇とさせて頂きます。9月8日より再開させて頂きます。

暫し、休暇をとってニュージーランドへ勉強半分、面白半分で旅行してきます。より良き為替リポートになるよう現地体験してきます。

 来年はなんとか憧れのアフリカへ、その後は80年代にシンジケートローンの仕事をしていた時に債務危機に陥った中南米、また私にデフォルトを学習させてくれた(その後返済した)ウクライナ、高金利のトルコ、アイスランド、オイルリッチで魚もおいしそうなノルウェーなどにも。何しろ人生終盤戦なので何しろ人生終盤なので行けるうちに行きたいと思っています。TGIF。九月八日再見。