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臨時ニュース= ポールソン150億ドル救済プラン

今週の重要イベント「ポールソン150億ドル救済プラン」

 米国財務省が150億ドルの資金注入を行う予定の記事があった

先週金曜日はポールソン長官がGSE救済に公的資金注入など具体策を示さなかったが、NY午後には米上院銀行住宅都市委員会のドッド委員長は、米連邦準備理事会(FRB)と財務省が、連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)について、連銀窓口貸出の利用を可能にするなど、あらゆる選択肢を検討していることを明らかにした。

 ただその後大手住宅ローン会社インディマック・バンコープが業務を停止し、米連邦預金保険公社(FDIC)の管理下に置かれたとの報道があった。フレディマックが月曜日に30億ドルの資金調達を行うこともあり市場の混乱を事前に防ごうとしたものと見られる。


「米金融機関決算と中東緊張はパニックに繋がらない」

7月14日(月)-7月18日(金)「今週の戦略」

今週の私の戦略「一目の雲の上限と107.50の間での取引」
予想レンジ(ドル円104.50-107.50、ユーロ円168-171)

1.今週のマーケット「米金融機関決算と中東緊張はパニックに繋がらない」

 米国金融機関の決算、イラン・イスラエルの軍事問題が焦点となるがどちらも昨夏のサブプライム問題と比べれば先行きが見えている。

サブプライムの問題では資金注入、破たん処理、合併、さらにはリスク管理の強化などと解決策が提示されている。戦争不安の問題は結局はどちらかが手を出せば世界中から封じ込められるので解決は早い。戦争ネタは超短期で引き上げたい。

 テクニカルではドル円は三角持合(6月30日と7月1日の安値を結んだ上昇トレンドと6月25日と7月7日の高値を結んだ下降トレンドで出来たもの)を下に抜けた。今後は下は一目均衡表の雲の上限と上は三角持合を形成していたラインの延長線(107.50近辺がポイント)との間で推移して行こう。

 4,5,6月は昨年同様月足陽線で終わったが、7月は今のところ始値116.19でありまだ微妙なところである。7月が陰線で終われば需給的に円買いが増える8月へ結びついていくだろう。昨年は7月半ばからドル円は一目均衡表の雲の中また雲の下へ突入している。その後雲の上に完全に出るのは4月半ばまで9ヶ月かかることとなった。

 需給では貿易収支は原油高の影響で黒字は昨年のペースより半減している。資本面では個人の外貨投資は着実に伸びている。シカゴIMMの円投機ポジションは昨年は5月から7月半ばまで10万枚を超える円ショートポジションが積み上がっていたが、今年は5,6万枚の円ロングが最高であって最近は殆どポジションらしきものがない。相場が大きく動かない要因ともなっている。8月の中間決算前のリパトリや外債利金の円買いも控えているが少しは覚悟をしておいても昨年ほどのパニック的な円買いにはならないだろう。

 パニックで円買いをするのも論理的でないことは既に3月からの相場推移で証明されている。円を買ってもヘッジにはならないだろう。米国のパニックなら素直に欧州通貨を買えばいいだろう。また3月17日からの日経通貨インデックスでは円が102.7から93.1へ下落、ドルは86.8から87.3へ上昇、ユーロは113.5から114.7へ上昇している。人々は冷静になれば円は買わない。去年と違うのは市場が既に米国景気悪化に身構えていること、G-7を含め世界の当局がドル安懸念を共有していることだ。

 他には日銀会合、米は物価指数と住宅着工、また9月に利下げ見通しが(今月は24日に政策決定会合)あるNZは小売売上、CPIの発表がある。 

「注目指標」

14(月)NZ小売売上、
15(火)NZ 2QCPI、日銀会合、独&ユーロ圏ZEW景況感調査、米 PPI、小売売上、NY連銀製造業景気指数、バーナンキ議長議会証言
16(水)第3次産業活動指数、ユーロ圏CPI、米 CPI、対米証券投資、鉱工業生産、設備稼働率、NAHB住宅市場指数、FOMC議事録
17(木)米 住宅着工、建設許可、失業保険、フィラデルフィア連銀景況指数、
18(金)日銀議事要旨、ユーロ圏貿易収支


2.高金利特集「トルコリラ債の募集を見て」

新聞で2、3のトルコリラ債券の募集広告を見た。金利は15%以上で高金利好きの私も興味がある。FX証拠金ではないのでレバレッジを効かせることは出来ず全額自分で手当てをしなけれなばならいが15%はやはり魅力がある。ただ期間が3年であり、もちろん金利収入が合計で45%程度あるので為替変動は相殺できるし円安に進んだときのオマケは大きい。

円高に進んでいた時でも、MMFなどで円に換えずにそのままリラで保有して再度リラ債に投資できる選択が出来ればなお良いだろう。満期時にリラのままで他のリラ債に乗り換え出来ればそれでもいい。マイナー通貨の債券では受け皿がなく強制円転される欠点がある。また発行体の信用リスクは殆どが欧州の公的機関なのでその点では信用リスクはない。FXではまだトルコリラを取り扱っている会社はないが、現在では長期金利よりFXで適用されるスワップ金利のほうが高い。流動性が低く期間が短く限定され受け皿がない債券投資よりFXは現時点では魅力的だ。

 
3.為替と野球「資源大国サウジの人と出会って」

 先週は縁あってサウジアラビアの方と話す機会があった。横浜のホテルに数人と1ヶ月滞在している。世界最大の産油国なので横浜の不動産でも買い付けに来たのかと質問したらそうではなく、京浜工業地帯の日本の大手電気メーカーへ研修に来ているということであった。ポスト原油を見据えてサウジアラビアの国内産業の育成だろう。日本について聞いたが「クリーンだ」「混雑している」「物価が高すぎる」「若者が英語を話さない」などが印象に残ったようだ。ただサウジアラビアの人がすべて金持ちではなく、サウナで話したのだが、そのサウナ程度の広さに10人ほどで暮らしているのが平均だという。

一人当たりのGDPも1万ドル台で高くない。原油収入は国家に入るようだ。ただその収入は社会福祉に使われているのだろう。ペットボトルの飲料やチーズバーガーは10円程度ということなので日本の3分の1のGDPでもむしろ可処分所得は高いかもしれない。ガソリンも1リットル15円程度なのだろう。ただ日本からの観光は団体旅行のみで個人の観光は原則難しいようだ。

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