インフレに対応出来る通貨を買いたい
今週の重要イベント「金利週間、金利月間」
月末の輸出での円買いも一時的」
6月2日(月)-6月6日(金)「今週の戦略」
今週の私の戦略(インフレに対応出来る通貨を買いたい)
予想レンジ(ドル円103.50-106.50 ユーロ円 162.50-165.50)
今週のマーケット「インフレに対応出来る通貨を買いたい」
5月が終わった。何度も申し上げたが3月のベアスターンズ買収、G-7、FOMCでサブプライム問題が落ち着けば、ドル円、クロス円、日経平均も2ヶ月連続陽線となっている。急激な円安とは言わないが円相場の安定は輸出企業のみならず、投資家にとっても心地よく、政治の安定化にも繋がる。そのあたりをもう少し政府日銀も考慮してはどうだろうか。円高株安が始まったのはサブプライム問題ではなく昨年2月の日銀の利上げにあると思っている。
さて6月のデータではドル円の上下は五分五分、7月は圧倒的にドル上げが多い。7月は日本の夏のボーナス見合いの個人のドル買いが出る。8月は外債利金の払いや中間決算への海外拠点からの利益送金での円買いでドル下げが多いのが基本データだ。昨年はサブプライム問題が8月にパリバショックで発覚し円買いが加速したが、その前の7月にチャート的には円買いが示唆されていたのでドル上げの多い7月でもドルが下落した。需給の基本データを活かしつつ、大きなトピックや大きなチャート変化には対処したい。データだけで勝てれば楽天も優勝するのであるがそうはいかないところが、面白さでもあり、為替を止められない、抜け出せない理由だ。月の基本データのみならず日々の需給基本データを頭に入れて、トピックを加味していきたい。
また6月は金利月間でもある。サブプライム問題が落ち着き焦点はインフレとなる。インフレに耐えられる国の通貨が買われるだろう。インフレを賃金に転嫁できる国、減税できる国、経済規模を拡大出来る国が買われる。豪ドル、NZドル、南アランド、ユーロ、それとドルも少々。サブプライム問題については今後も決算悪化、破綻、合併、買収、格下げなどの報道が続くが事後処理と前向きにとらえたい。
今週は豪、NZ、英国、ユーロ圏、来週はカナダ、南ア、日本が政策金利を決定する。バーナンキ議長は今週2度講演する。最悪期は脱したがまだ異常な金融状態でと慎重な発言を繰り返すだろう。日銀白川総裁も発言するが、利上げもある利下げもあるというはっきりしない発言をするだろう。
6月3日 豪 7.25% 資源高景気で住宅投資弱いが0.25%利上げも
5日 NZ 8.25% 減税、賃上げで減速の中でもインフレ懸念強く据置
5日 英国 5% 減速とインフレの狭間で据置
5日 ECB 4% 減速とインフレの狭間で据置
10日 カナダ 3.0%追加利下げの予想もあるがインフレ懸念で据置か
12日 南アフリカ 11.5%インフレターゲット6%をはるかに超える9%のインフレ、0.5%から1%の利上げも(ムボエニ総裁は2%利上げも示唆)
13日 日本 0.5%4QGDPゼロあるいはマイナス成長を控え、据置か、利下げあるいは緩和示唆発言があってもよい
19日 スイス 2.75% 英、ECB同様 インフレと減速で据置
25日 米国 2.0%4月FOMC通り、サブプライム問題からインフレへシフトし利下げ打ち止め、据置となるか
「注目指標」
2(月)豪小売売上、米 ISM製造業指数、建設支出、
3(火)豪 住宅建設許可、経常収支、RBA政策金利、日 マネタリーベース、独 小売売上、ユーロ圏 PPI、米 製造業受注
バーナンキ議長、白川日銀総裁 国際通貨会議(IMC)中央銀行パネル討議
4(水)豪 IQGDP、日 法人企業統計調査、米 ISM非製造業指数、ADP雇用者数、バーナンキ議長ハーバード大学講演
5(木)NZ中銀政策金利、豪 貿易収支、BOE金融政策委員会、ECB理事会、米 失業保険
6(金)独 鉱工業生産、米 雇用統計、
2.高金利特集「続スワップは3年持って年平均30%、実績表」
先週、3年間のNZスワップは年平均30%程度で回っていると書いたが、実績表がないと説得力がないので添付したい。これ以上に変動で儲ける自信があればデイトレに集中するのもいいだろう。
スワップ6903534、変動益2312200 合計9215734、3年 レバ3倍 投資元本1000万円、収益92.15%、年平均利回り30.7%、5月30日現在
3.為替と野球「名古屋だけなら円高」
名古屋は景気が良いと言われている。世界のトヨタとその周辺企業が活況を呈しているからだ。また名古屋は日本の貿易の90%を叩きだしていると聞いたことがあるが名古屋税関が発表した4月の貿易概況(速報)によればまさしくそうであった。
管内(愛知、岐阜、三重、静岡、長野)の輸出額は前年同月比で0.8%増の1兆7236億円となった。円高や米国の景気減速で、北米向け輸出が8カ月連続で減少する一方、アジア向けの輸出が3.8%増えた。輸出額が最も多い自動車は、前年同月比0.5%の増加。北米向けは11.2%減ったが、 アジア向けが31.7%と大幅に増えた。一方、輸入額も前年同月比11.8%増の8331億円となった。原油・粗油の輸入は、原油価格の高騰で58.4%増となった。
名古屋の貿易黒字は8905億円となる。4月の日本全体の貿易統計では黒字額は4850億円なので、日本の黒字の90%どころではなく183%をたたき出している。名古屋は恐ろしい。名古屋では円高、名古屋以外で貿易赤字なので円安となる。名古屋が独立すれば日本は超円安となってしまうかもしれない。



