今週の重要イベント「月末の輸出での円買いも一時的」
5月26日(月)-5月30日(金)「今週の戦略」
今週の私の戦略(月末の輸出での円買いも一時的)
予想レンジ(ドル円101.50-104.50、ユーロ円161.50-164.50)
今週のマーケット「金利週間前哨戦の月末」
今週より来週以降が面白い。各国の金融政策決定会合が目白押しだ。来週はNZ、豪、ECB、BOE、さらに南ア、カナダ、日銀も次週にある。すべての国が現在景気減速とインフレのジレンマに悩む。ただ国によって温度差はかなり違う。世界どこの国も減速とインフレのジレンマがあるならばどれを買えばということだが、インフレでもその国で資源を生産出来て価格転嫁、賃金上昇のメリットがある通貨(豪ドル、カナダ、NZドル、南アランド、ブラジル、ロシア)、財政赤字を拡大せず減税で景気対策出来る国(豪、NZ、米国)、インフレに対抗出来る何かがある国(規模の拡大をするユーロ圏、サブプライムで傷んだが、人口増=移民で活力を得ることの出来る国=米国、中国)がある。そのどれも出来ず、3月、4月は貿易黒字がそれぞれ46%、30%減となった日本は、今週は月末の輸出などが出て実需的に買われても長続きはしないだろう。
ドル円では3月17日から5月7日までの上昇ラインを下抜けしてからは下降には転じているがドル下げにも勢いがない。他の通貨では大きく雲の上に位置している豪ドル、雲の上に出始めたユーロドル、雲中のドルスイス、雲に迫りつつあるポンドドルやNZドル、またドルカナダは大きく雲の下(通貨が自国通貨建てあるいは他国通貨建ての違いは注意して欲しい)とほぼドル下げの勢いがついているがドル円は大人しい動きだ。従ってNZ円を除き、クロス円はすべて雲の上と円は弱い。これはサブプライム問題最悪期脱出で、昨夏から3月半ばまで続いた分けの分からぬ円へのセーフヘブン的避難(リスク回避)の動きが余り出なくなっているからだろう。
日本はインフレでも賃金上がらず、増税や社会負担増、人口減(労働人口減)で円高となっても不況で再び円安へ自律反発するだろう。
「注目指標」
26(月)NZ貿易収支、独GFK消費者信頼感指数、ロンドン、NY休場
27(火)日 企業向けサービス価格指数、ユーロ圏経常収支、米 消費者信頼感指数、リッチモンド連銀製造業指数、新築住宅販売件数
28(水)米 耐久財受注
29(木)日 小売売上、独 雇用統計、米 失業保険、1QGDP改定値
30(金)NZ住宅建設、日 雇用統計、CPI、鉱工業生産、ユーロ圏CPI、失業率、消費者信頼感指数、米 個人所得支出、PCEデフレーター シカゴ購買部協会景気指数
2.高金利特集「スワップは3年持って年平均30%」
スワップ金利狙いの口座は殆ど中味を見たことがない。だいたい2,3倍のレバレッジでやっていてスワップも貯めたままなので自然とレバレッジは1.5倍から2.5倍程度に下がっているという感触だけもっている。
ただセミナー資料に使うためにスワップの口座状況を見ると2000年頃は豪ドル中心にしていたがここ3年は多くをNZ円に代えている。それは見るとだいたい年利回り(税引き前)で25%から35%で回っている。少々の違いは為替を起こした相場が5円から10円違うからだ。それはたいした問題ではない。豪ドルを保有していた時(2000年から2005年)はもっと右肩上がりに為替益があったので総合利回りは少しいいかと思う。
スワップ投資を行う前は高利回り投資は外債しかなかったが、26円で買ったランド債(年13%=ゼロクーポン)はこれまで13年保有で年平均10%程度、ドル債で一番高い128円で購入したブラジル30年債11%も年平均9%程度とまずまずではないだろうか。金利の集積があれば変動はたいしたことではない。
3.為替と野球「ワールドカップを前に恥ずかしい日本」
南アフリカサッカワールドカップを前に恥ずかしいものを見てしまった。南アフリカの電力不足や暴動についてではない。日本の銀行の為替手数料だ。A銀行はTTSとTTBの幅が3円、B銀行は何と6円もある。ドル円が2円だから別にたいしたことないみたいだが、ドル円は100円の相場で南アランドは13円の相場だ。その割合から普通なら20銭でもいい。FX業者の南アランド円のスプレッドは5銭から10銭にしている。
これを邦銀が3円とか6円とるのはドル円で30円、60円とっているのに等しい。悪徳サラ金のようだ。今横浜ではアフリカ月間でアフリカ各国と親睦を深めている。政府も資源確保もあり、40億ドルの支援を行う。銀行だけがこんな暴利をむさぼってはいけない。市場原理とはかけ離れている殿様商売だ。アフリカにとっても失礼だし、数回両替しているとお金は消えてしまう。



