今週の重要イベント「2月末の円買いは特殊」3月3日(月)-3月7日(金)「今週の戦略」
今週の私の戦略(輸出は戻り売り、深追いせず)
予想レンジ(ドル円102-105 ユーロ円156-159)
今週のマーケット「2月末の円買いは特殊」
ドル下げはバーナンキ議長が「ドル下落、貿易赤字の縮小につながる」「追加利下げ」」「一部銀行の破綻」を示唆したことでドルは下落したが、ドル円が先週末のように他の通貨を差し置いて下落したのはやや想定外であった。円はドル安の後塵を拝するのが基本だからだ。
2月特有の円高の需給や月末の輸出が最終日に来てしまったのだろうか。また豪ドルの売り介入や財務省の円買いの噂も動きを加速した。当局も実需というか経費の送金受け取りで介入目的以外で為替取引を行うことがある。市中銀行で行うのでそれが一部で広まったかもしれない。
3月は2月の円買いの特殊要因が剥げ落ちること、リパトリもサブプライム問題で損を出す日本の金融機関からは円買いとなって出てこない。輸出企業が決めた社内レート105円より円高となっているが、慌ててドル売り円買いで出てくるかは疑問。戻り待ちとなろう。
輸出のうち貿易のドル建て比率は50%以上ある(ユーロは8%程度)のでドルでの円高はきつく、株価にも悪影響を及ぼす。日本は中国に対して介入を辞めるように求めているだけに国際的には介入をし難い状況にあるが、株価が1万円を割るような思惑が出てくれば当局も何らかの対策を打ってこよう。ただでさえ政局は混乱し、議決は衆院の与党可決の参院時間切れ通過の状態では、景気のさらなる悪化は自民党政権を揺るがすことになるからだ。
円高にはメリットもあるという意見もまたそろそろ出てきそうだがそれは個別の話であり全体がネットで経常黒字の国ではメリットはない。円高ー景気悪化は結局は円安に戻ることとなる。円安ー外需好調でも賃金上昇なく消費が盛り上がらなかったが円高ではさらに可処分所得の減少が起きよう。
「注目指標」
(今週の予定)
3(月)独&ユーロ圏 製造業PMI、米 ISM製造業景況指数、建設支出、フィラデルフィア連銀総裁講演
4(火)RBA政策金利、小売売上、カナダ中銀政策金利、日 マネタリーベース、独 小売売上、ユーロ圏GDP改定値、米バーナンキ議長講演
5(水)豪GDP、OPEC、中国全人代、日 法人企業統計、独&ユーロ圏 サービス業PMI、独 小売売上、米 地区連銀景況報告、ISM非製造業指数、ADP雇用者数、製造業受注 レイオフ調査、クリーブランド連銀総裁講演
6(木)NZ中銀政策金利、豪貿易収支、日 景気動向指数、BOE政策金利、ECB理事会、
7(金)日銀政策金利、独 鉱工業生産、米 雇用統計、ポールソン財務長官講演
2.高金利特集「6中銀が政策金利決定」
相場が大きく円高にふれたがそれとは別に今週は金利週間だ。6中銀が政策金利を発表する。豪、加、NZ、英、ECB、日銀だ。豪が利上げ、英、加が利下げ、他は据え置きの予想だ。インフレ懸念の中サブプライム問題に影響の無い国から利上げを行う。先週後半は利上げ見通しの強い国の通貨も売られてたが中期的には通貨も株も買いだろう。
さて話は変わるが長期スワップの対価は時間である。短期間で変動で損をしたとは言わないで欲しい。何回か体験談を述べたが96年頃26円で買ったランドが為替で30%程度の差損を追いながら金利収入(債券なのでレバ1倍)のお陰で10年で100%の利益(平均年率10%)を上げている。
一方デイトレ、変動狙いの対価は市場に密着してチャートやニュース、需給の変化についていくことだ。対価は精神力だろう。
変化を見逃してはいけない。先週は水曜日からドル円のみならず多くのクロスのローソク足の日足が1月後半から続いている上昇トレンドを下に切っていたり、イントラデイのP&Fも下向きに動いていたことが多かっただろう。相場は下がると予想してもいつ下がるかはなかなかわからない。それを見逃さない精神力が変動狙いの対価であろう。時間か精神力か。
3.為替と野球「道路新設では景気悪化か」
使わない道路を造ることにも民主党中心に批判がある。以前もそういう話があった。厚生省の雇用能力開発機構が何の為かわからないが455億円をかけ小田原根府川の山の上にスパウザ小田原という保有施設を建設した。付近には数多くの温泉旅館ホテルがあることも経営難とない小田原市に8億円で売却した。維持費に耐えられ無かった。同じような話が全国の公的保養施設でもあった。今回も無駄な道路を造ればこれまた維持費がかかり車が通らなければ財政赤字増大となる。道路建設も選挙目当てあるいは関連天下り法人の新設だけとなれば一時的には潤っても長期的には維持費で赤字となる。単純に業者に工事もせずにお金を渡すだけのほうが損失は少なくなると言えば言いすぎだろ
うか。



