本番開始
今週の重要イベント「本番開始」
1月7日(月)-1月11日(金)「今週の戦略」
今週の私の戦略(118円50銭以下は下ヒゲ注意)
予想レンジ(ドル円107-110、ユーロ円159-162)
今週のマーケット「低成長、株価下落でも鈍感な国」 年末年始に円高が進んだが材料的には昨年出ていたものと変わっていない。サブプライム問題、また原油価格を始め資源価格、鉱産物価格の上昇だ。ISM製造業指数も予想より悪化したが、昨年も製造業は悪く、非製造業が強かったことも変わっていない。雇用統計が悪化したが、これはいつもバラつきがある。日本勢不在なでの輸入や個人の外貨投資が出にくいこともあり、センチメント通りの円買いの動きとなった。だからと言って全面円高というとそうでもない。11月23日に107円をつけた時と比べればクロス円はポンドやカナダを除けばそこまで円高になっていない。今日から、本格的には1月10日あたりから日本勢も本格的に市場に参入してくるので落ち着いてくるだろう。
円高株安あるいは株安円高が進んだ。昨年も日本は予想比悪化した低成長率であり、また株価も下落した数少ない市場だ。今年も商品市況が高騰すれば日本は原産国でないのでデメリットしか受けない。サブプライム問題でリスク回避から高金利通貨買い円売りの調整で円高推移すればこれも成長率が低下する要因となる。円高には賛否両論あるが貿易黒字国である以上、円高では総合で差損を被るのは間違いない。
95年以来、日本は円高への耐久力はなくなっている。耐久力があるならば賃金も上昇しているが、それもなくなり、税金や物価だけが上がれば豊かさはなくなる。ただ政治家や政府にはその危機感がないようだ。落ちるところまで落ちてから円高対策をとるか、事前に対策をとるかどうかが問題で最終的には円安へ向かうと思う。日本は昔のような日出る国ではなくなっているのである。
「注目指標」
(今週の予定)
7(月)NZ貿易収支、日 マネタリーベース ユーロ圏 失業率、PPI、消費者信頼感指数
8(火)豪 住宅建設許可、ユーロ圏 小売売上、独 製造業受注、
9(水)豪 小売売上、独 国際収支、ユーロ圏3QGDP確報、独 鉱工業生産
10(木)豪 貿易収支 日 景気動向指数、BOE&、ECB政策金利、米 新規失業保険、
11(金)日 マネーサプライ、景気ウォッチャー 米 貿易収支、
2.高金利特集「スワップ派の原点」
ユーロ円は2000年から8年連続上昇を続け9年目の今年は若干円高でスタートした。8年も為替益とスワップ益を享受してきたわけだ。他のクロス円も同様の動きをここ8年続けてきた。ユーロ円を8年持てば毎年平均5円程度スワップ益をとっていれば8年で40円買いの持ち値が改善している。NZ円なら8年で48円だ。ユーロ円を140円で買っていれば今は100円、NZ円を80円で買っていれば今は32円となる。
これがスワップ派の原点だ。レバレッジ2,3倍なら追証も来ることがなかった筈だ。あくまで為替益はおまけでいきたい。8年間はおまけがつきすぎた気もする。変動が気になるなら、また変動が好きなら、それとは別に変動狙いの短期売買に徹すればいいだろう。どちらか一つを選んでも、両方を別勘定でルールを決めてやってもいいだろう。年初なので短期と長期売買の基本の確認とした。
3.為替と野球「株価=去年もダメだが長期でもダメな日本」日本の株の弱さについては昨年、チャイナショックとかサブプライムショックと言われながらも一番下落したのが日本市場であったことに表れている。ただもっと長い目で見れば、他国がここ数年で史上最高値を更新しているのに比べ、日本は史上最高値の半分にも満たないことも認識したい。何かやるべきことをやっていない国のように見える。まことにもって異質の国になっている。
何が原因なのか。日本の膨大な財政赤字。また税率は海外と比べ低いのもあるが国民負担率では非常に高い。政府の改革が進まず資金効率が極めて悪くなっていることなどだろう。税金が無駄なものに使われているので活性化がなくなる。
財政黒字の豪やNZは今年減税が実施される筈だ。景気対策に柔軟性がある。またユーロには今年マルタとキプロスが加盟したが、その加盟条件である財政赤字単年度GDPの3%以内、また累積赤字がGDPの60%以内を日本は全く達成出来ない。小泉内閣ではそのようなことも問題されていたが、今は新聞の記事になることもないくらい忘れ去られている。



