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日本の3QGDPがクロス円の鍵

今週の重要イベント「日本の3QGDPがクロス円の鍵」

11月12日(月)-11月16日(金)「今週の戦略」

今週の私の戦略(クロス円押し目買いでG-2前で手仕舞い)

予想レンジ(ドル円109-112 ユーロ円 161-164)

今週のマーケット「日本の3QGDPがクロス円の鍵」

 今週は日銀会合、日本の3QGDP、バーナンキ議長講演、米国PPI、CPI、福田首相訪米、南アフリカでのG-20と材料が多い。

先週発表された11月ESPフォーキャスト(日本経済のエコノミスト36人の予測)では3QGDPが1.72%、4QGDPが1.67%と10月見通しより下方修正された。今週は実際に13日に日本の3QGDPが発表される。また日銀利上げ予測も10月調査より時期がずれて来年1月、2月に集中している。

GDPやDIが下方修正されて利上げされるのは矛盾していると思う。先ずは13日のGDPに最近改正建築基準法で大きく落ち込んでいる住宅着工がどう影響するか見たい。

 バーナンキ議長講演で米国の成長減速とインフレのジレンマがどう語られるのだろうか。インフレ懸念はあっても毎日平均400億ドルを資金供給しなければならないFRBは利上げは出来そうもない。米国PPI、CPIも注目したい。福田首相は訪米するが、経済については議論されるのだろうか(事前に財務省幹部との打ち合わせはあったようだ)。ただ民主党と連立して訪米という目論見は崩れてしまった。週末には南アフリカケープタウンでG-20がある。ドル安懸念のコメントが出るのだろうか。ポールソン財務長官は強いドルを標榜するが、同時に相場は市場が決めるとしているので介入などを使おうとはしていない。

 中国は週末に今年9回目の預金準備率引き上げを発表した。人民元もゆっくりと上昇を続けている。かなり米国の要求へ配慮している。ただそれほど中国株には影響がないだろう。

円相場急騰と報じられているが過去の動きからすればたいしたことのない動きであり最近はドル円があまり動かないので少しの動きでも円急騰あるいは円大幅下落などと言われてしまう。海外系ファンドも11月は決算へ向けて動くだろうから今までの円売りのポジションを手仕舞っているのだろう。15日近辺は外国債券の利払いの円買いも出てくる。

  
 「注目指標」

12(月)豪 金融政策四半期報告、日銀政策決定会合、企業物価指数、国際収支、消費者態度指数、
13(火)日銀政策決定会合、金融経済月報、3QGDP、 独 3QGDP、独&ユーロ圏 ZEW景況感指数、米 中古住宅販売保留
14(水)NZ3QPPI、ユーロ圏GDP、米PPI、小売売上、バーナンキ議長講演
15(木)NZ小売売上、日 第3次産業活動指数、ECB月例報告、ユーロ圏CPI、米 CPI、失業保険、NY連銀製造業景況指数、フィラデルフィア連銀景況指数
16(金)ユーロ圏貿易収支、対米証券投資、鉱工業生産、設備稼働率、福田首相訪米
17(土)G-20(於南アフリカ)

2.高金利特集「日銀運用6.7%」

日本が保有する100兆円の外貨建て資産で債券の値上がり益を勘案した2006年度の運用利回りは6.7%となったようだ。2006年度は始値が117.73(2006年4月)、終値が117.80(2007年3月)でドル円相場では殆ど為替差益はない。保有財産の殆どがドル円だが他のユーロやその他通貨で為替益が出たのだろう。後は金利収入と米ドルなどの保有債券価格が上昇したからだろう。

 外貨準備の運用は債券を買ったり預金などでの運用だ。調達資金は円債券を発行しているのでまさに証拠金のレバレッジ1倍の取引だ。これを360円の時代から継続して、また円売り介入などで増額して運用している。なかには300円台で買ったドルもあろう。しかし長期で運用していれば金利収入は大きく政府の特別会計でも優秀な会計となっている。これも30年以上の長期保有が生んだ賜物だ。スワップ取引はこのような悠々とした運用が収益を生む。 デイトレの対極にあるスワップ派の親分の運用が外貨準備の運用。


3.為替と野球「外銀ディーラー手仕舞いの頃」
 サブプライムローン問題で欧米の金融機関の決算が軒並み悪化した。またこの時期はヘッジファンドのみならず欧米の金融機関のディーラーもそろそろ年間のディーリング収益が固まってくる頃だ。それで円キャリー取引のポジションを解消しているかもしれない。これから年末までは大負けしている人は一勝負かけてくるだろうが、多くはあまりリスクは取らなくなるだろう。大体今年の収益からのボーナスも
予測がついているので収益をぶらしたくないところだ。

外銀は、日本の銀行のように決まり決まった夏冬のボーナスはない。業績によるボーナスが年1回あり1月から3月頃までに支払われる。個人の収益次第だがもちろん銀行全体の収益も勘案される。銀行全体が儲かっていなければボーナスは払えない。今年のようにサブプライムで銀行の収益が悪くて、個々のディーラーが儲かっている場合は難しい。無い袖は振れない。不満を持ったディーラーが転職するのが春ごろ
となる。
 

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