今週の重要イベント「利上げしたい日銀の動向」
10月8日(月)-10月12日(金)「今週の戦略」
今週の私の戦略(円はドル安でもドル高でも円安)
予想レンジ(ドル円115.50-118.50 ユーロ円 164-167)
1.今週のマーケット「日銀が利上げしても円安」
日銀政策決定会合がある。日本よりも成長率、インフレが高いオーストラリア、ECB、英国が金利据え置きをしたこともあり、日本が利上げをすることはないだろう。今年は日本の株式市場は世界でも数少ない下落市場、物価も低下、それに9年連続の賃金低下がある。
日銀は常に将来の物価上昇を主張するが、なかなか上昇しない。百歩譲って上昇したとしても、それは外部要因によるものだ。インフレというのは賃金の上昇をともなっていなければならない。賃金が上昇しないのに外部要因でがガソリン、食料品、タクシーの値上げ、消費税、住民税の引き上げ、社会保険の負担増と不安な年金支払いがある。そこで利上げをすればさらに日本の個人の可処分所得が減少する。
財務省出身で元金融政策に関する小委員会の委員長であった自民党山本幸三議員の利下げ論も納得出来る。日銀は利上げしたいようだが、2月利上げ後の弊害も出ている中でさらなる利上げは大きな弊害をもたらそう。万が一利上げをすれば一瞬円高に振れてもその後の長期的な円安に繋がっていくだろう。
日本は中国のような高度成長国でもないし、欧米のようなインフレをともなった中成長国でもない。何故インフレにならないかと言えば現状の物価や国民負担(税金+公共料金+社会保険料)が他国比高すぎることだ。GDPにくらべ国民の生活に余裕が無い国だ。
今週の注意点としてはユーロ当局がG-7へ向けてユーロ高けん制を出すかどうかだろう。
「注目指標」
8(月)独 製造業受注、ユーロ当局がG-7へ声明(ユーロ高について)
9(火)景気ウォッチャー調査、独 国際収支、鉱工業生産、FOMC議事録
10(水)日銀政策決定会合、
11(木)豪 雇用統計、日銀政策決定会合、機械受注、マネーサプライ、国際収支、金融経済月報、ECB月例報告、2Qユーロ圏GDP確報、 貿易収支、失業保険、南ア政策金利
12(金)NZ 小売売上、日 企業物価指数、消費者態度指数 ユーロ圏 鉱工業生産、米 PPI、ミシガン大消費者信頼感指数
2.高金利特集「おまけをつけて戻ってきた」
今夏のサブプライムローン問題もなんのその、10月に入りカナダ円は7月の高値118円20銭を超え119円24銭をつけた。夏の下げは証拠金が2,3倍のスワップ適格ポジションでも気分は悪かったと思うが、いまや3ヶ月分のスワップ金利というおまけをつけて戻ってきた。
他のクロス円もカナダ円の戻しには及ばないがそれなりにスワップのおまけをつけて戻ってきている。黄昏のドル円さえも少しは回復してきた。
ここ約10年のクロス円はスワップ金利はもとより、それを上回るくらいの為替変動益ももたらしていた。為替は高金利を買ってさえ得れば大儲け出来るような認識さえ生まれていた。2005年末のニュージーランド円が87円から67円まで下落したこと、今夏のサブプライム騒ぎでの急激な円高もあったが、時間が経てば、それくらいの円高差損はスワップ益が取り戻してくれる。為替の収益は変動益とスワップ益からなるが、その二つの収益の時間軸はまったく異なる。ウサギとカメのレースのようだが、時間が経てばカメが大きな差をウサギにつけてしまう。ここ10年はスワップ派ではオマケの収益とすべき為替変動益も大きくついてきたが、急激な円高はつきものと思い、それに動じないレバレッジで取り組みたい。
もちろん為替変動益狙いの取引を否定するべきものではなく、それはそれで大きな収益源だ。ただ変動狙いも儲かるが、かなり生活をそれに割く時間が必要だ。また米国雇用統計などの単発のビッグイベントでその日限りの単発勝負などには利用できる。 スワップとデイトレは別勘定で。
3.為替と野球「学生運動のエネルギーがある国へ投資」
学生運動の盛んな国の株式市場はその後大きく伸びると聞いたことがある。ただ学生運動が起きた時は悲劇も伴っているが、それは悲しいことだが今回は別にしたい。
日本でも安保反対闘争が1960年、1970年とあった後に高度成長となった。タイなどもここ数年学生のデモもあったが、株価は史上最高値を更新している。中国の天安門事件も記憶に新しい。その後の中国の高度成長と株価の暴騰ぶりはすさまじい。南アフリカもソウェト蜂起を始め70年代80年代が学生が反政府デモを繰り返していた。
学生の純粋な正義を求めるエネルギーがその後社会にでても継続し国の発展に繋がるのだろう。ミヤンマーでも反政府デモがあったがこれが良い方向に向かうことを願いたい。ミヤンマーには米、チーク材、原油、天然ガスなどの豊富な資源もあり一旦方向性が変わると大きく伸びる可能性がある。今は軍部がその利権を握っている。さて学生運動など縁のない日本ののんびりした学生だがそれが社会に持ち込まれていくとすれば日本の成長ものんびりとしたものになりそうだ。



