今週の重要イベント「日本の2QGDPとNZ週間、FRB緊急会議の噂出るか」
9月10日(月)-9月14日(金)「今週の戦略」
今週の私の戦略(月曜の仲値でリバウンドするかがカギ)
予想レンジ(ドル円112-115,ユーロ円 155-158)
1.今週のマーケット「日本の2QGDPとNZ週間、FRB緊急会議の噂出るか」 先週は相場が落ち着いてきたとしたが、最後の週末の米国雇用統計だけドル円主導で円高となった。 落ち着いてきたとした根拠はIMM円投機ポジションでは6月26日の円ショートポジション18万枚(約180億ドル)が急速の解消されて、ネットで小額のロングに転じていたが、9月4日では再び7千枚の円ショートとなった。一応IMMではポジションが軽くなっているので、損切の大きなエネルギーは収まっている。先週金曜日の米国雇用統計悪化でそのポジションがどう変化しているか見ものである。ユーロ、豪ドルは若干ロングが増えている。再び円売り高金利通貨買い復活か、あるいは雇用統計で再び円ロングとなっているか。チャートでは7月20日と8月10日の高値を結んだ下げトレンドが効いている。上値抵抗は115円後半。
明日は早々に発表される日本の2QGDPが予想通り設備投資の悪化でマイナス成長へ下方修正ならば据え置きは決定的だろう。その後株が下落すれば円としてはやりにくい株安円高の気配もあるが9時以降はゴトビなのでドル円のリバウンドも気をつけたい。
FOMCは先週金曜日に緊急利下げの噂が出廻ったが、やはり雇用の中味は悪い。雇用と物価は政府当局が一番重要視するところだろう。ほぼ満遍なくどの業態も7月に比べれば雇用が減少している。もう一段の株下げがあれば再び18日を前にして緊急会議の噂がでるかもしれない。
ドルの弱さは別に最近始まったものでもなく、2000年あたりから円を除いて始まっている。最近円がこれに少し加わったところだ。円がさらに円高にいくかどうかは物価動向がカギだろう。このまま物価がゼロないし若干のマイナスが続けばデフレ脱却が出来ず、介入は難しいとしても日銀の資金供給動向を変化させなければならなくなる。好調と言われる民間企業の悲鳴がでるかどうか政府が動くポイントだ。
先週はオーストラリアの指標がいくつか出ていずれも強かったがRBAはサブプライム問題に配慮して据え置きとした。今週はニュージーランドでPPI、製造業売上があり金融政策も発表される。NZドルの短期売買のチャンスがある。
また臨時国会が始まるがねじれ国会で年金や任命問題、身体検査問題があり、為替や金利などはあまり落ち着いて議論されないだろう。ゴタゴタしているのでその中で利上げはして欲しくないところだろう。
「注目指標」
10(月)NZ2QPPI、日 2QGDP二次速報、マネーサプライ、景気ウォッチャー調査 臨時国会首相所信表明
11(火)日 機械受注、米 貿易収支、
12(水)日 企業物価指数、国際収支、消費者態度指数
13(木)RBNZ オフィシャルキャッシュレート、小売売上、ECB月例報告、米 失業保険
14(金)NZ 製造業売上、ユーロ圏CPI、米 小売売上、鉱工業生産、設備稼働率、ミシガン大消費者信頼感指数
2.高金利特集「自分のサイズ」
土曜日のセミナーでもお話したが私が保有する高金利債券ではドル円は130円のものや、ランド円が26円のものなどがある。10年、20年、30年ものだが、90年代に購入したものなので利回りは10%以上のものもある。為替の相場観が悪いなと言われそうだが、130円が100円になっても10年で10%の利回りなら3年で取り返すことが出来る。これは証拠金で言えばレバレッジ1倍の取引と同じような全額自己資金のような外貨元本は取り崩されることのないやや安全な取引だ。長期に持つポイントは高金利で何年保有出来るがポイント。
ただ証拠金取引でもドル円が1ドル10円に、あるいは20円にならないと思えば少しずつレバレッジを上げていけばいいと思う。長期スワップ狙いの発想はこのように為替がありえないレートと常識的に想定していくことから、少しずつレバレッジを上げていっている。
レバレッジ10倍なら年間10%の円高でアウトであるが、その程度の動きはよくあるので長期保有派にとっては危険だ。デイトレなどはレバレッジをどれくらいにするかより、自分が1日でヤラレたくない金額をもとに行いたい。毎日毎日新しい材料で勝負出来るのでポジションを引きずらないようにしたい。アゲンストのポジションを短期でで引き摺れば、せっかくフレッシュなニュース(例えば先週の米雇用統計
)に反応し難くなってしまう。またデイトレのポジションの大きさはたやすく売買をチェンジできる機動力のある大きさがいいだろう。自分の丁度いいサイズより大きくなると身動きしにくくなる。行ったり来たりする為替相場で身動きがとれなくなるのはデイトレでは致命傷だ。
3.為替と野球「もうすぐFX10周年」
9月8日(土)東京丸ビルでセントラル短資オンライントレード主催の為替セミナーで対談を行った。300人程度の会場が満席であった。セントラルさんでは時々セミナーをさせていただいているが、2004年頃は本社の会議室で30人程度とか、名古屋でも50人、仙台においては4,5人の参加者であったことを考えると隔世の感がある。最近は東京で地方でも数百人集まってくださる。もともとゼロから始まった外貨証拠金取引業界が今や100社以上でしのぎを削っている時代となった。証拠金業界発足の98年からほぼ円安で外貨買いの多い日本の個人は収益も順調に上がって来た様に思う。ビギナーズラックにしては随分長かった。私も含めてプラザ合意前後から為替をやっている銀行のディーラーはどちらかと言えばドルを売れば儲かる時代であったのでここ数年戸惑っていたかもしれない。
最近はやや円高推移しているが、為替の儲け方としては、変動狙いとスワップ狙いの二つあり、両者は時間軸の違う取引であり、リスク(レバレッジのかけ方)も違う。また同時に両方の目的の勘定を持つことも可能だ。上げでも下げでも変動を狙う勘定と長期に金利差益を狙う勘定を区別したい。より収益性の高い、適度に安全なマネ-マネージメントを習得することが、相場観と同様に重要なことだろう。



