今週の重要イベント「ECB、RBA、RBNZ会合あるも円安基調変わらず」
米GDP改定、ECB理事会でも円安」
6月4日(月)-6月8日(金)「今週の戦略」
今週の私の戦略(ECB、RBA、RBNZ会合あるも円安基調変わらず)
予想レンジ(ドル円120.50-123.50、ユーロ円163-166)
1.今週のマーケット「ECB、RBA、RBNZで金融政策決定」
今週はRBA(オーストラリア中銀)、ECB(欧州中央銀行)、RBNZ(NZ中央銀行)の金融政策決定会合がある。それぞれ据え置き、利上げ、やや利上げ気味の予想がある。オーストラリアは4月の小売売上は事前予想+0.4%を下回る+0.1%であったが、1Q設備投資は予想より強い9.1%となった。一方NZはカレン蔵相の「NZ経済は持続不可能なペースで成長している」という発言を受け、利上げ予想が強まっている。
ECBはかかねてから利上げが予想されているので新鮮味はない。またユーロドルは1.36台での団子天井の影響は大きく、いまだその売り圧力で上昇できない。現在一目均衡表の雲の中に入ったままであり、それはNZドルや豪ドルとは勢いが違う。
またコンスタントにオセアニア通貨の外債や外貨投信が日本の団塊の世代のみならず低金利を嫌う個人に販売されていることも通貨を上昇させている。さらには7月はボーナス資金を狙った外貨商品が販売されるだろう。この勢いはなかなか止められない。為替での介入が気がかりだが、クロス円で介入するほど日本とオセアニア当局は結びついていない。単独で対ドルで介入するしかないが、そうすればオセアニア両国はインフレ懸念があり、日本は必ず政治の圧力がかかってしまう。最近の高値圏という恐怖はあるが、下げは以上の理由から限定的にならざるを得ない。
「注目指標」
4(月)日 マネタリーベース ユーロ圏 生産者物価指数、米 製造業受注
5(火)豪 1Q 経常収支、住宅建設許可
6(水)日 景気動向指数、RBA キャッシュターゲット、1Q 豪GDP、独 製造業受注、ECB理事会
7(木)RBNZ オフィシャルキャッシュレート、豪 雇用統計、BOE政策金利、米 新規失業保険
8(金)日 機械受注、マネーサプライ、景気ウォッチャー、独 国際収支、米 貿易収支
2.高金利特集「中国の動揺とオセニア通貨」
グリーンスパン前議長の「中国株の劇的な修正あり」発言では動揺しなかった中国株も印紙税引上げではやや下落した。それも外国人が購入する香港H株やハンセン指数が落ち着いてきたので本土株の下げも小さくなってきた。中国株の下落は中国の景気、さらに中国へ鉱物資源、農産物資源を納入するオセアニア両国の景気にも影響するから気がかりだ。
印紙税の引上げに加え、監督管理の強化、キャピタルゲイン課税(現在は非課税)の導入も噂されてきているが、長期的には高度成長期が始まったばかりであり、日本の1980年代後半のようなバブルとは様相が違う。月間平均給与も1万円程度の国をバブルというのはおかしい。スピードの調整はあっても長期的トレンドは上昇であり、日本のバブル崩壊のように株価が5分の1になったりすることはない。
中国全体が日本並みの生活水準になるまでは、いやなってからもオセアニアからの輸入が減少することはないだろう。今後も時折、規制が加えられることもあるが、市場が次第に慣れっこになり動揺は小幅なものとなる。中国バブルを心配するのは20年、30年後だろう。
3.為替と野球「神宮芝生席、のどかに観戦した時代」
神宮球場はハンカチ王子の効果で早慶戦も満席だ。第一戦は観衆3万4千人という。ちょっと待て、私の頃はもっと観客が多かったのではないかと昔の六大学野球年鑑を引っ張り出した。当時は法政の江川投手を始め植松、山倉、楠原、金光などの甲子園アイドルが多数いて観客もかなり入っていた覚えがあるからだ。調べると早慶戦では5万とか5万5千の試合があった。優勝争いをしていた法明戦でも3万以上、4位争いの東立戦でも1万5千ほどの入場者の記録があった。でも今の神宮は満席のように見える。一つは神宮球場が昭和53年に改修工事が行われ、外野の芝生席が無くなってすべてイス席になったからだろうか。芝生なら詰め込もうと思えばかなり無理が出来たのだろうし、野球観戦というか家族連れでピクニック気分で弁当を広げてたりも出来た。
江川時代とハンカチ王子時代の約25年間は六大学は観客も入らず、大学選手権に出場しても地方の大学には適わず低迷していた。いや江川時代以前も観客は数千人しかいなかったように思う。野球好きのおじさんだけでは数万人にはならない。やはり人気者が入学しないと満席にはならない。今までも甲子園優勝投手が入学していたが、マスコミがハンカチ王子ほど取上げてくれなかった。ちなみに早稲田の1年福井投手も甲子園優勝投手である。また早慶明にも1年生選手が春から活躍しているのも今後の楽しみだ。



