6月25日(月)「国際決済銀行BISが円安に警鐘」とその対応
昨夜、主要紙は国際決済銀行(BIS)は、2006年4月から今年3月末までを対象とする年次報告書を報道した。「円キャリー取引」が拡大した理由は「(欧米と日本との)金利差だ」と指摘。外国為替市場の混乱を避けるため日本の金利正常化が望ましいとの認識をにじませた。 また最大の出来事が「欧米通貨に対する円の大幅下落」だったとした。「円の価値が下がり続けたのは明らかに異常」との表現も盛り込み、現在の為替水準が回復基調にある日本の経済状況を必ずしも反映していないとの考えを示した。
円キャリー取引が膨らむと円相場の下落に拍車がかかり、市場が動揺するリスクがさらに高まる。このため、年報では「日銀が引き続き金利を徐々に通常の水準に引き上げるべき状況」として、金利正常化を模索する日銀の政策判断を尊重する姿勢を明らかにした。(以上日経新聞)。
読売新聞では年報は「キャリー取引の規模や為替相場に対する影響を評価するのは非常に難しい」としながらも、「各種データが重要な役割を果たしていることを示唆している」とした。円キャリー取引の解消で為替相場が急激な円高に転じることにより、投資家が損失を被る危険に注意する必要があるとした。
*デイトレや短期ではドル売り円買いを試みていいだろう。
*スワップ派でかつ中期派はどこかにポジション手仕舞いのポイントをおけばいい。例えば以前も述べているようにNZ円なら88円で一旦手仕舞いすることだ。
*さらにスワップ長期派は半永久的に金利差を狙うことが本意で為替差益は二の次、オマケである。短期的には相場が乱高下しても日本の物価が上がりにくい経済状況、国内に余剰資金が滞留し金利が上がりにくい状況、政治状況などを考えれば長期的、恒常的にには金利差が縮小することは考えられないのでポジションキープしてよいが、常々申し上げているようにレバレッジは2-3倍が適当だろう。
今朝の主要各紙のBIS報道で取り急ぎまとめてみました。またこれが経済の本質の問題を離れ世界の当局の為替相場遊びにつながらないことを、またBISが自ら引き起こす相場の乱高下に繋がらないことを望む。注目のNZ中銀は今のところ静かなようだ。



