今週の重要イベント「日独GDP以降は円安再開か」
5月14日(月)-5月18日(金)「今週の戦略」
今週の私の戦略(日独GDP以降は円安再開か)
予想レンジ(ドル円119-122、ユーロ円161-164)
1.今週のマーケット「日独GDP以降は円安再開か」
先週は今週の減速が予定される独1QGDPを織り込んだことや、テクニカル的にユーロドルが団子天井状態となり重くなったためユーロ安が進んだが週末はやはり米国の減速を示す指標が出て元の円安ドル安ユーロ高金利通貨高に戻りつつある。今週の日独GDPの発表まではぎくしゃくするが、それ以降ではユーロの焦点は6月の利上げに移り、また日本は5月に噂になった早期利上げ説は消え去り、やはり秋以降の利上げとなり金利差を得る取引は持続されるだろう。少なくとも参院選挙前の利上げはないことはCPI、一致指数先行指数、景気ウォッッチャー指標の低下からも言える。エコノミストが予想するESPフォーキャストも利上げは参院選後から秋が多数だ。金利は為替と違ってコンセンサスで動く。
米国減速は否めず小売売上やPPIも弱い。今週の住宅着工やCPIも同様ならばユーロ買いが強くなろう。
ポールソン財務長官の18日にドイツで行われるG-8財務相会議への欠席は意外だったが、G-7も形骸化されたり、世界経済の主役の中国も参加していない状況ということもあり軽視されたのだろう。もちろん4月ワシントンG-7を欠席したドイツ財務相への当てつけかもしれない。ヘッジファンド問題や世銀総裁人事での米独の確執も伝えられている。ポールソン財務長官は表向きには米中戦略会議に備えるということだが、中国が米国のお得意さんということもあり、中国には過激な要求をすることはないだろう。
「注目指標」
14(月)NZ 小売売上、日 企業物価指数、国際収支
15(火)日 機械受注 独ユーロ圏 1Q GDP、米 CPI、NY連銀製造業景気指数、対米証券投資
16(水)NZ PPI、日銀政策決定会合、党首討論、消費者態度指数、ユーロ圏CPI、米 住宅着工、建設許可、鉱工業生産、設備稼働率
17(木)日 1Q GDP、日銀政策決定会合、金融経済月報、ECB月例報告、米 新規失業保険、景気先行指数、フィラデルフィア連銀景況指数
18(金)日 第3次産業活動指数、独 PPI、米 ミシガン大消費者信頼感指数、G-8財務相会議(ヘッジファンドについて)
2.高金利特集「KK世代の豊さと円安」
高校生のアンケートで出世したくないという人が増えているようだ。豊かさの表れかもしれない。日本の場合は管理職や取締役とそうでない人の給与格差は大きくないのでアクセク働くなくてもそれくらいの給与差の分は親から引き継いだ資産で賄えるということも考えられる。
貯蓄率ナンバー1の日本人では資産を使い終わらずに生涯を終える人が今後増えてこよう。豊かになった2代目は平均的には労働意欲は無くなる。日本人がなまけものになるというか、それが豊かになった証拠の一つだろう。自分で生産せずの他の国での安い商品を購入するようになり、次第に貿易黒字が減少しよう。運用資金を海外に回すこともあろう。長島一茂氏や野村克則氏には怒られるかもしれないが、2代目の豊かさを持つ世代が日本に増加してくれば貿易収支や資本収支の流れも変わってくるだろう。現在もその初期症状が出ているのではないだろうか。本格的には30年後くらいの話だが、為替の需給的には円安だ(カズシゲ、カツノリのKをとってKK世代の豊さと円安)。
3.為替と野球「高野連、上部団体協会」
特待生問題で揺れた高校野球であった。丁度各地で地方大会へ向けた県大会が開催されていたところであったが、続々と私立強豪校が出場を辞退した。来週から横浜スタジアムで開催される関東大会の顔ぶれは様変わりで公立高校の数が増えている。
特待生は全国で約8000人おり、暫く対外試合出場禁止、指導者の謹慎、対外試合の停止、廃部などまで行われたが急遽高野連は処分を大幅軽減し、卒業するまでの特待制度の維持、対外試合の開始、指導者の復活を決めた。この突然の変貌にも驚いた。
私の周りにも中学から大学・社会人まで野球をやっていたものがいる。弱小の公立高校からプロの選手までもいる。ただ誰一人野球憲章を見たことのあるものはいなかった。野球の憲法と言われる重要なものなら、入部の際に配布したり、勉強したり、野球部室にも置くべきだろう。部室の壁にも貼って意識させておくべきだろう。特待制度が良い悪いという以前の問題で誰も野球憲章など知らなかったのだ。知らない法律は守れないのが当然だ。責は野球部員でも指導者でもなく、高野連にしかないだろう。たまたま今回高野連の職にある方々には気の毒だが。そういう空気が高野連にも伝わっての今回の処分緩和だと思う。憲章は大学野球にも触れているが、平日の対外試合を原則禁じているが、多くの大学は春秋のリーグ戦を平日行っているのが実情だ。
公的、民間に拘わらず各業界には上部団体や協会というものがあるが、多くは一仕事終えた老年や天下りのサロン的なものとなり、当該業界の実情を把握し監督する機能はないのだろう。それゆえに起こった金属疲労ではないのだろうか。野球で良かった。野球でなければ事故などに繋がる。



