警戒感あるが円安流れ変わらず
今週の重要イベント「警戒感あるが円安流れ変わらず」
5月7日(月)-5月11日(金)「今週の戦略」
今週の私の戦略(警戒感あるが円安流れ変わらず)
予想レンジ(ドル円119-122、ユーロ円162-165)
1.今週のマーケット「中国堅調で流れ変わらず」
ユーロドルやクロス円の調整が入りそうで入らない。それもやはり米国景気の減速が基調にあり、円以外の他の通貨でのドル安が維持されているからだ。円は消費者物価の低下で利上げ前倒し説が消え、やはり国内資金は高金利を求め、海外資金も円を借りて高金利国へ投資する基調が続く。それは日本の外為証拠金会社の規模が拡大しながら高い買比率を残していること、IMMの円の売りポジションが高水準を維持していることにも表れている。
さて今週はFOMCの声明が注目されるが、1QGDPの減速や雇用統計の弱さから強気のコメントはでにくい。日本では3月の日銀政策決定会合議事要旨や福井総裁の講演があるが、消費者物価の弱さからは利上げにも言及しにくい。ドルも安いが円も安い。残りのユーロを始めとする他通貨の方がインフレ懸念が強いので通貨の買いはそちらへ向かうだろう。
焦点は今週ではなく日本やドイツのGDPが発表される15日から17日となろう。さて連休が明け、今年も3分の1を終え、これからはお盆まで一気にいく長丁場を乗り切りたい。サミットや米中戦略会議はあるが為替を議論するG-7はおそらく秋までないだろう。恒例の基礎需給では5月、8月の利金の支払い、7月の外債投資月間などを頭に入れこれに本リポートで肉付けしていきたい。
「注目指標」
7(月)日銀議事要旨(3月19、20日分) 独 製造業受注
8(火)豪 小売売上、住宅建設、独 鉱工業生産、米 小売売上(レッドブック)
9(水)日 景気動向調査、トヨタ決算、独 国際収支、FOMC
10(木)日 マネーサプライ、福井日銀総裁講演、景気ウォッチャー調査、NZ 1Q失業率、豪 雇用統計、BOE政策金利、ECB政策金利、米 貿易収支、新規失業保険、
11(金)米 PPI、小売売上
2.高金利特集「中国大油田発見と為替」
BRICs、VISTAが世界経済を引っ張るようになっている。これから3C(カラーテレビ、カー、クーラー)を揃える国に投資をしたほうが日本のような成熟しかかっている国に投資をするより効率的だ。そのリーダー格である中国のニュースが入った。「中国石油天然ガス(ペトロチャイナ)の親会社、中国石油天然ガス集団は3日、ペトロチャイナが中国の渤海湾で確認埋蔵量約30億バレルに達する油田を発見したと明らかにした。これは、今世紀に入って発見された油田としては世界で最大規模となる。業界アナリストは、実際に生産できる量はおそらくこの4分の1程度になると見ているが、それでも世界第2位の石油消費国である中国にとって大きな意味を持つと見られている。」(ロイター)。
中国は資源外交でアフリカ、中東、ロシアと交渉してきたが、これは朗報だ。インフレを抑えつつ成長が期待できる。そうなれば中国への輸出、現地生産をする国の景気も支えられる。オセアニアの景気も支えられる。金融政策もタイトになり高金利が継続しよう。日本との金利差は縮まらない。外為証拠金にもいずれBRICs、VISTA諸国の通貨が上場されるだろう
(BRICs=ブラジル、ロシア、インド、中国 VISTA=ヴェトナム、インドネシア、サウスアフリカ、トルコ、アルゼンチン)
3.為替と野球「神宮はまだまだ収容可能」
ハンカチ王子が登板した早稲田法政戦は2万8千人の観客が入ったことで話題となった。プロ野球のない戦前は神宮は超満員、長島さんの時代も同様だった。一時低迷したが江川選手時代、丁度私も在籍した1970年代後半は、当時の大学野球年鑑が手もとにあったので調べると早慶戦は5万人以上、優勝がかかっていたと思われる法政絡みの試合が3万人以上、その他の試合も1万人を割ることはなかった。現在の少ない観客は大学野球が東京一極集中でなく全国へ分散したことにもよる。東北福祉大、九州共立大など六大学を打ち負かす大学も出てきている。
1970年代当時は江川選手を始め甲子園で活躍した植松、佃、徳永、山倉、岡田、楠原、袴田などアイドル選手が多数いたこともファンをひきつけた理由だろう。鹿取、高代のように高校では無名だが大学で大活躍した選手も人気があった。ただハンカチ王子のように大観衆がその一挙手一投足、私生活まで追いかけたことはなかったようだ。有名、アイドル選手でも地下鉄などで神宮通いをしていたし警備などはついていなかった。今は情報社会で一気にアイドル化される選手が自由に行動できないのはかわいそうに思う。



