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ゆっくり円安

今週の重要イベント「ゆっくり円安」

4月30日(月)-5月4日(金)「今週の戦略」

今週の私の戦略(ゆっくり円安)

予想レンジ(ドル円118-121、ユーロ円161.50-164.50)


1.今週のマーケット「目立たない国へ」
速報=中国預金準備率11%へ、今年4回目の引き上げ

 ドル円は3月は一目の雲の下にいたが、4月6日以降は雲の上に出て、その雲の上限である118円70銭に執拗に絡みまた浮上してきた。円安の流れは変わっていない。他の通貨がほぼドル安推移しているので異質といえば異質だが、これが2000年から7年以上続き8年目に入っていることを考えれば自然な動きなのだろう。日本が80年代の異質にすばらしい国から普通の国、また中国の台頭で少し目立たない国へ変わりつつあることを表しているのだろう。

米国の減速は1QGDPが1.3%へ低下したことで誰もが疑うことの無い事実。日本も物価が低下し、株価も他国に比べ伸び悩み。一方ユーロ圏は加熱ではないが底堅いので、ドル安ユーロ高円安が継続。今週は米国はバーナンキ議長の講演、雇用統計、ISM指数がある。RBAは金融政策を変えない見込みとなっている。ASEAN+3財務相会議もあるが外交するたびに日本の役割が低下していると感じてしまうこの頃だ。

 減速の米国GDP、過熱 の中国のGDPは既に発表されたが、やや減速すると見られる日本やドイツのGDPの発表は5月半ばとなる。その織込みは連休明けからで良いだろう。それまではゆっくりと円安が進もう。 

 「注目指標」

30(月)NZ住宅件建設許可、ユーロ圏 消費者信頼感指数、CPI、米 個人所得支出、PCEデフレーター、シカゴ購買部協会景気指数、建設支出
1(火)米 ISM非製造業、バーナンキ議長講演、
2(水)RBA政策金利、独&ユーロ圏 失業率、製造業PMI、独 小売売上、米 製造業受注
3(木)ユーロ圏 PPI、米 ISM非製造業指数、
4(金)ASEAN+3財務相会議、独&ユーロ圏サービス業PMI、ユーロ圏 小売売上、米 雇用統計、NY連銀総裁講演

2.高金利特集「高金利の軸は中国」

 中国の金利は低い。3%程度だ。輸出大国で貯蓄率の高い日本と同様、金利は低い。ただその中国がオセアニアなどの高金利通貨を左右する。

先週はオーストラリアの物価指標の低下と輸出業者の豪ドル高の不満表明、通貨高や円キャリー取引への言及があったNZ円や南アランド円は若干伸びが抑えられた。昨夏以来の中国の投資抑制策と80ドルから50ドルまで原油価格が下落したことがオセアニア両国の物価沈静に役立っているのだろう。インフレ懸念が落ち着いたことが、ユーロ円の上昇に比べオセアニア円が一服している理由だろう。ただそれは第一四半期の話であって、中国の経済は既に今年の目標の8%成長を超える11.1%の成長を第一四半期半は成し遂げている。
 
 また原油価格が再び60ドルを超え騰勢を強めていることもあり、中国がオセアニア両国に鉱物資源、農産物資源を求めるだろう。BRICs、VISTAと新興成長国の勢いは少々のブレはあっても趨勢的には上昇基調を変えることはない。オセアニア景気も回復すれば、為替もジリ高となろう。景気さえよければ為替の自国通貨高は問題にならない。昨年春頃はユーロ円が140円台だったが、欧州当局からユーロ高の批判が相次いだ。ただ160円台になった現在はユーロ高批判はなりを潜め、ユーロ高は問題ないという高官まで出てきた。当局や高官の相場に対する発言に一貫性がないことは今に始まったことではないが、景気さえ良ければ為替の重要度は低下していくのだろう。ユーロドルやユーロ円は史上最高値といわれるが、マルク換算では1.43台、82円台ということ。この数字は80年代、90年代に為替をやっていたものにとっては違和感はない。為政者も同じような世代なので違和感は無いはずだ。

3.為替と野球「配給を読んで、為替を読んで」

 野球と為替の読みは似ている。バッテリーがバッターがどのボールを狙っているか、野手はどこにボールが飛んできそうかを勘やデーターで読む。バッターは配給を読む。めまぐるしく動く為替のデイトレードのようなところがある。野球だけに限らず、他のスポーツにもいろいろな読みがある。将棋や麻雀などにも読みがある。勝負事が強い人は相場にも強いと思う。一方長期見通しは、野球でどの球団が優勝
するかどうか予想するのがプロの解説者でも難しいように、為替でも難しい。今年においても横浜ベイスターズや楽天の好調さ、昨年日本一の日本ハムの低迷を予想する解説者はいなかったように思う。より近いことを予想することは簡単なので先ずはデイトレで儲けて、少しずつ長期予想をすればいいと思う。ただデイトレの積み重ねやスワップの積み重ねのほうが長期的ポジションより確実な収益となることが多いように思う。

 


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