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円安継続=G-7は前回踏襲か

今週の重要イベント「円安継続=G-7は前回踏襲か」
4月9日(月)-4月13日(金)「今週の戦略」

今週の私の戦略(円安継続=G-7は前回踏襲か)

予想レンジ(ドル円118-121、ユーロ円158-161)


1.今週のマーケット「統一選、日銀、G-7」

 まもなく統一地方選挙の結果が発表される。安倍政権で注目されるのは北海道、岩手、東京、神奈川、福岡などでの民主党との決戦となる都道府県だ。いまだ小泉政権の遺産政権の印象もあり、支持率も低下中の安倍政権も一矢報いたいところだろう。政治的には今週は温家宝首相の来日、月後半には安倍首相の訪米や訪中東がある。日本の外交でのプレゼンスが低下していることも円の地位低下にも繋がっている気がする。

米国景気はサブプライム問題も含め住宅投資の不透明感もありマチマチだが、日本の方がもろい数字が出ている。CPI低下、短観悪化、景気動向指数の低下などだ。米景気減速、世界同時株下げの影響が欧州でも、米国でもなく日本に一番出ているとするのは言いすぎだろうか。月、火の日銀会合でも利上げには強くは言及出来ないだろう。

 一方ECBは5月理事会にて利上げ予想が高まってきている。また中国株の再騰に象徴されるように中国景気の底堅さによる資源市場の強さによる豪円、NZ円の上昇にユーロ円も追随してきた。

今回のG-7は2月G-7ほど盛り上がっていない。ドル円が先週119円台にのせたとはいえ、まだ前回から比べれば円高だ。日本も今回は利上げに応じられる状況ではない。国ごとの見通しでは米国が若干下方修正程度、他国は前回と同じだろう。中国も前回の声明どおり抑制策は実施している。前回斬新であった「市場参加者はファンダメンタルズに沿ったリスク評価をする=言外には円キャリーもほどほどに」は今回も挿入されるだろう。クロス円の円安を調整する具体的な手段はとりにくいし、ドル円も安定しているので過激な声明にならず、前回踏襲、様子見声明となり市場への影響は小さいだろう。
G-7をやるたびに変動が大きくなればG-7の本来の目的から逸脱するだろう。今週も円ジリ安が続くとみたい。ドルも雇用統計の改善だけでは物足りない。次週の住宅着工やCPIを待たねばならない。
 
 「注目指標」

8(日) 統一地方選
9(月)日銀会合、景気ウォッチャー調査、
10(火)日銀会合、日銀月報、独 国際収支、
11(水)日 機械受注、マネーサプライ、国際収支、独 CPI確報、中国首相来日
12(木)日 企業物価指数、豪 雇用統計、ユーロ圏 4QGDP改定値、鉱工業生産、ECB理事会、米 失業保険、
13(金)NZ 小売売上、米 貿易収支、PPI、ミシガン大消費者信頼感指数,G-7


2.高金利特集「通貨の略称について」

①スイスフランはCHFと短縮されるが それは Confederation Helvetica Franの 略
スイス連邦フランということで Confederationは連邦、Helveticaは昔スイス地方に住んだガリアの一種族の意味で スイスのこと、スイスフラン硬貨にはそれが刻まれている。

②南アランドはZARと短縮される。 Zuid Afrikaansche Republiek の略 アフリカーンス語の語源であるオランダ語に近く「南アフリカ共和国」を表す。 南アは当初オランダの殖民地であり、その後英国領となった。オランダ系アフリカーナは北へ追われトランスバール共和国、オレンジ自由国を設立した。ダイヤが発見されて英蘭の戦い(ボーア戦争)があった。 英国の勝ち。

③ポンドが愛称ケーブルと呼ばれていることは有名で それはかって外国為替が「電報」(ケーブル)で行われていた時代の名残である。 しかしポンドを操作することは非常に難しく儲けにくいことから私の以前在籍していた邦銀では 嫌われる通貨で蔑称 「ポン助」と呼ばされた。

④スポットカナダをファンズと呼ぶのは 米国の国内資金市場(日本のコールにあたる)フエッドファンズの決済日が翌日であり、 為替においてカナダドルも決済日が他の通貨の2日後でなく 翌日であることから ファンズと愛称的に呼ばれることになった。

3.為替と野球「高島嘉右衛門=日本初の為替ディーラー」

 昨日の横浜セミナーでも触れたが、高島町の地名でも残っている、新橋ー横浜間の鉄道敷設、ガス灯会社設立などの貢献で「横浜の父」と呼ばれる高島嘉右衛門は日本初の為替ディーラーでもあった。高島歴の暦でも有名な人物だ。

為替相場は横浜開港とともに始まったが、占いも横浜で始まった。高島嘉右衛門は実業界から身を引くと易学に専念した。1886年(明治19年)に「高島易断」を著した。伊藤博文の暗殺を予言し伊藤に進言もしたと言う。 現在では株の相場でも高島暦がありそれを市場が異なるのに為替に当てはめると案外当ってた時期があったので為替ディーラーも使い始めていた。高島暦市場版はどこの書店にも置いてあるわけではなかったので数少ない販売店の一つであった新橋駅前の墓石屋さんには突然注文が殺到した。私も海外支店からの要望もあり20冊を一度に購入に訪れたが店員の方も「最近なんでこんなに売れるのでしょう。」と不思議がっていたようだ。 その高島嘉右衛門は日本発の鉄道(横浜―新橋)の建設にあたり入り江であった今の高島町を埋め立てたり、日本初のガス灯を横浜に設置し手腕を発揮した。青木橋北あたりの高島山公園には記念碑が残る。 またホテル業も起こし明治の女フィクサー富貴楼「お倉」のライバルの「高島屋」を設立した。(そのお倉も横浜で活況を呈した生糸相場の天下の生糸相場師「糸兵」に指南したと言われている。)

 なお現在高島易断を名乗る占い師は多いが嘉右衛門に直接の弟子はいないそうだ。現在の占い師は中国4千年の歴史と説くが明治時代の「高島易断」を占いの種本としているに過ぎない。尚高島嘉右衛門のお墓は四十七士の品川泉岳寺にある。


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