3月29日(木)「明日の年度末仲値のこと」
明日の年度末の仲値のことが話題になっている。1年に1回のイベントだ。通常は銀行に持ち込まれる仲値ベースの取引は全体で平均して200本から300本(2億ドルから3億ドル=1本は百万ドル)のネットドル不足になる。その結果東京市場では午前中はドルが底堅い展開となる。
また月曜や金曜、ゴトビなどはそれより多い。ドル不足が500本を超えるとかなり多い感じがしてドルは上昇する。年度末はそれが数倍から10倍程度に膨らむのだが、決算の為の外貨利益の円転(円買い)があるのでかなりの部分が相殺される。ただ正確に予想することは、銀行すべてにヒアリングすることになるので難しい(JTのギャラハー買収かどうかわからないが特殊玉も出る)。
ただ大きく動くことはある。何故ならば普段は10本とか20本のドル不足の銀行も50本、100本のドル不足の取引をすることとなる(なかにはドル余剰の銀行もある)と、かなりプレッシャーがあるので慌てて買い上げたり、売りまくったりする。銀行全体では過不足はそれほど大きくなくても、全体の数字より自行の分を必死にカバーするので乱高下しがちだ。相手がいくら持玉があるかわからないのが不安の要因だ。
例えば個人で普段10万ドルのポジションを持っている人が急に100万ドルのポジションを持つこととなると冷静ではいられなくなるからだ。終わって見ればたいしたことのない動きになるかもしれないが、当事者はなかなか大変なのが年度末仲値の取引だ。部外者は勘だけでやったり、ギャンブル性のある時間帯となる。これを嫌う人は明日の午後からやり始めればよい。



