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ポールソンアジア歴訪、全人代、各国中銀理事会、岩田副総裁講演

今週の重要イベント「ポールソン長官アジア歴訪、全人代、各国中銀理事会、岩田副総裁講演」

3月5日(月)-3月9日(金)「今週の戦略」

今週の私の戦略(ドル円下げ弱まる。短期では円売りも。ハト派?岩田日銀副総裁講演にも注目)

予想レンジ(ドル円115-118、ユーロ円153-156)

1.今週のマーケット「ポールソン長官アジア歴訪、全人代、各国中銀理事会、岩田副総裁講演」

 今週もイベントが盛りだくさんだ。もちろん先週の上海市場に端を発した世界同時株下げのように予定されていなくても大きなイベントになるものがある。

 円高が進んで3月の年度末決算が不安になり、企業は円買いを急ぐところもあろう。ドル円の戻りにはこの種の注文が入る。ただ先週ほどの円買いは進まないだろう。油断しているとパニックになるが、今週は身構えるのでそう簡単にはドル円の急落はないだろう。
 
 ポールソン米国財務長官のアジア歴訪ではやはり中国人民元に圧力をかけるのが主目的だが、先週のように中国にくしゃみをさせればその影響ははかりしれない。対応はいつものように慎重になる。それにしても中国が世界の金融市場の主役に躍り出たことは確認できる。その割には日本ではまだ情報入手が遅れているようだ。全人代(全国人民代表大会)も始まり中国バブルへの対応が見られるか。

 金利引き上げが思惑されるECB理事会があるが、焦点は今回の株下げや4月以降の利上げにどうトリシェ総裁がコメントするかだろう。
据え置き予想のRBA(オーストラリア)やBOE(英国)、微妙なRBNZ(ニュージーランド)も金融政策を決定する。日本との金利差が大きく変わるものではない。

 日本では法人企業統計や1月機械受注(予想前月比+1.3%、前年比-0.1%)が焦点だ。また先週は日銀ではタカ派の水野委員が講演をしたが、今週は2月利上げに反対した岩田副総裁が講演する。利上げ反対の根拠が強いものなのか、あるいは一人くらい反対をつくったとほうがいいという日銀の戦略なのかを見極めたい。
  
 「注目指標」

5(月)日 法人企業統計調査、ポールソン長官アジア歴訪、中国全人代、独 小売売上、サービス業PMI、ユーロ圏 サービス業PMI、米 ISM非製造業指数、FRBウォルシュ理事講演
6(火)ユーロ圏 小売売上、GDP改定値、米 製造業受注、フィラデルフィア連銀総裁講演
7(水)豪 RBA政策金利発表、日 景気動向指数、英 BOE政策委員会、米 地区連銀景況報告、ADP雇用統計
8(木)RBNZ理事会、日 マネーサプライ、景気ウォッチャー調査、英 BOE政策委員会、独 鉱工業生産、ユーロ圏 ECB理事会、ECB総裁会見
9(金)日 機械受注、独&ユーロ圏 経常収支、米 雇用統計、貿易収支


2.高金利特集「変動狙いかスワップ狙いかは明確に区別を」

 クロス円でも円高が進んだので、昨年の円急騰時と同様に、「今10倍でポジションを持っていますが、これ以上円高が進めば損切したほうがいいでしょうか」の質問がくる。私は高金利スワップ狙いではレバレッジは2,3倍で取引するというか、ポジションを維持することを推奨している。スワップ狙いと為替の変動狙いでは時間軸が異なる。スワップ狙いは、数年いや半永久的に保持して頂きたい。為替変動狙いはレバレッジより自分がその日あるいはある期間でこれ以上損をしたくない金額を基準に取引したい。例えばデイトレでは1日1万円とか3万円やられたら損切をすると最初から決めて取引したい。レバレッジはその時々の市場の変動率で臨機応変に決めるべきであろう。

 長期スワップ狙いは原則として、元本となる外貨を追証で失いたくない。元本の外貨がなくなれば、期するところの金利が入ってこなくなる。2,3倍としているのは、追証で損切るのではなく、長期で持っていれば、金利も貯まりさらにレバレッジが低くなり、頑強になるからだ。スワップ狙いか変動狙いかは明確に区別したい。変動狙いなら利食いでも損切でも頻繁にやるべきだろうし、スワップ狙いは堂々と構えるのがいいだろう。少々の変動で堂々としていられないのは、それはスワップ狙いではなく変動狙いのポジションとなっている。
  
3.為替と野球「デイトレはまっすぐでも、カーブでもフォークでもバットに当てたい」

 野球で守っている時は、体を楽にし、かかとを上げつま先立ちで、どの方向にボールが向かってきても対処するように準備する。打つときも2ストライクをとられたら、次にストレートがこようが、変化球がこようが対応できるように、時にはバットを短くもって待つ。

 もちろん、このバッターは右にくるので右寄りに守ったり、このピッチャーは勝負球はインコース投げてくる確率が高いからアウトコースを捨てる時もある。為替で言えば予想にあたる。

 ただ為替相場も短期的にはどちらでも動く。どのうような大きな取引が出ているのかもつかみにくい。野球も何が起きるかわからない。為替のデイトレでは頭の隅では自分の予想を置きながら、相手がいることなので、どのような変化にも対応できるように、自分のポジションを買いでも売りでも臨機応変に変化させる柔軟性が必要だろう。ボールが左に飛んで来たのなら右に動かず、左に走るべきだ。カーブが来たなら見送っては三振なのでしがみついてもバットにあてることだろう。デイトレは柔軟に、スワップ狙いは安全長期に信念をもって取り組みたい。

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