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前半にGDP、中川幹事長、後半に米国PPI、CPI

今週の重要イベント「前半にGDP、中川幹事長、後半に米国PPI、CPI」
3月12日(月)-3月16日(金)「今週の戦略」

今週の私の戦略(本邦決算で薄商いの中、相場は飛びやすくしがみつきたい。長期スワップ派は動ぜず)

予想レンジ(ドル円116.50-119.50、ユーロ円153.50-156.50)

1.今週のマーケット「前半にGDP、中川幹事長、後半に米国PPI、CPI」

 今週は月曜日の日本4QGDP改定値に始まる。若干上方修正される予想だ。また影の首相、影の日銀総裁の感もある中川秀直自民党幹事長の講演にも注目したい。海外ではサブプライムローン問題で揺れる米国は業界2位のセンチュリーファイナンシャルの破綻も取りざたされているしバイズFRB理事はサブプライムローン問題は始まったばかりと発言した。米国の経済指標もやや弱いものが増えてきた中、物価面では今週のPPI、CPIも気がかりだが、やや前月比プラスの方向だ。金利が上がればサブプライムローン問題はさらに厳しくなる。またバイズ理事は「米国景気は住宅と自動車以外は強い」としたが、それら二業種が弱いのは大問題だろう。

 米国は弱みを見せておりドルは欧州通貨に対し下落しているが相変わらず円に対しては強い。ドル安円安の流れも消えてはいない。

今週からはさらに本邦企業は年度末で取引を手控えよう。動くのは海外勢と外為証拠金を含めた個人の高金利通貨買いが中心だ。少し商いが細るので相場が飛ぶように動くのは先週と変わらないだろう。

 チャイナショック、上海ショックと言いながらも、上海総合株指数は2月23日と比べれば2%の下げにとどまった。中国より下げたのは日本、ナスダック、英国、ブラジル、ハンセン、H株、オーストラリアなど。ニュージーランドは0.98%の下げのみ。ショックの震源地より周辺地域の震度が強い世界同時株下げであった。世界が中国に引っ張られる時代ということは間違いない。

また先週の四中銀政策金利決定(ECB、RBA、RBNZ、BOE)もそれぞれ予想通りであった。四中銀も最近の世界同時株下げを考慮しないというのが、利上げ後のコメントであった。データが揃わないので政策金利はおいそれと変更できない。海外の中銀はどっしりと構えている。ちょっと早いが3月19、20日の日銀会合では唯一の利上げ反対者、岩田副総裁はどう出るのか注目だ。さらにもっと先のことだが日本も利上げが続けば米国の後追いをすることもあり、サブプライムローンのような問題も出てくるのだろうか。 
  
 「注目指標」

12(月)日 GDP二次速報 企業物価、国際収支、消費者態度指数、中川自民党幹事長講演、BIS会議、トリシェ総裁会見
13(火)NZ 小売売上、ユーロ圏ZEW景況感調査、鉱工業生産、米 小売売上
14(水)
15(木)豪 失業率、スイス政策金利、ECB月例報告、ユーロ圏CPI、米 PPI、新規失業保険、NY連銀製造業景気指数、対米証券投資、フィラデルフィア連銀景況指数、OPEC総会
16(金)日 第三次産業活動指数、景気動向指数、米 CPI、鉱工業生産、設備稼働率、ミシガン大消費者信頼感指数

2.高金利特集「日米為替マインド比較」

1ドル100円として1万ドルの外貨預金をすると100万円必要だ。外貨証拠金はそれをレバレッジ2倍なら50万円、10倍なら10万円、20倍なら5万円で同じ利息を得ようとするものでまったく虫のいい話である。為替が円高になって限りなく1ドル1円に近づこうと、外貨預金の100万円以上にお金を負担することはない。自分が常識的に考えて1ドル30円にならないと思えばレバ1.5倍、50円にならないと思えば2倍にする。それでも外貨預金が5%ならそれぞれ利回りは7.5%、10%となる。始めから100万円持っていれば断然に外為証拠金取引が有利だ。証拠金に充当した残りのお金は他の運用に回せる。また外貨預金は証拠金と比べて為替で約2%以上、金利で1%以上手数料の合計3%を取られていることは認識して頂きたい。

 変動が気にならないまた長期的に元本を取り崩さない人は外貨預金より証拠金が断然有利だ。変動そのものをとって短期に大きく儲けようとする人は、相場に密着して、どんな動きにもしがみついていかなければならないし、情報が即入手出来る設備を整えなければならない。のんびりとじっくり長期投資か、短期で一攫千金かは個人の好みだ。ただ最近のチャイナショックでの円高ではシカゴIMM筋は大きく円売りのポジションを激減させたが、日本の証拠金で高金利通貨買いのポジションは動じず変化がなかったのは日米の個人の性格を表している。ただ米国の人は普通預金でも高金利なので敢えて証拠金で高金利買いに走る必要がないかもしれない。彼らにとって証拠金は変動をとる手段で日本は金利をとる手段だ。
 
  
3.為替と野球「ハンカチ王子の経済効果」

早稲田大学野球部は異例にもオープン戦の観戦を中止した。ハンカチ王子の入部でファンが殺到して混乱することを避けるためだ。大学の野球部のオープン戦を見に来る人は普通は極めて少ない。観客席などもあってないようなものだ。余ほどの野球好きで暇なオジさんしかこない。数名から数十名といったところだったが今や日本のアイドルになった斉藤投手の存在がそうさせたのだろう。今シーズンからの六大学野球が盛り上がるのは六大学OBとしても嬉しい限りだ。私が在学していた頃も満席に近い状態の日も多かった。当時も甲子園で活躍したアイドルが多数入学したからだ。江川、山倉、袴田、高橋、鹿取、岡田、佃、植松など。少ない時でも1万人、多いときは3万人も入ったのではないだろうか。テレビでもTV神奈川が全試合生中継、NHKも定番の早慶戦以外も放映した。

しかしその後各大学とも野球の推薦入学の枠を狭く厳しくし、有力選手は東都や地方のリーグへ分散していった。観客数も数千人いや、実際球場にいけばもっと少なく感じることもあった。自然と野球のレベルも下がり、東京六大学からプロへ進む選手が激減し、大学選手権でも地方大学が優勝することが多くなった。 観客が少なくなれば、各大学の野球部の運営も厳しくなってくる。弱小大学も同じ日に人気カードがあって観客が増えると2試合4チームで均等に分配金が入ってくるのでそのお金で道具を買ったり、遠征、合宿費用に出来るのだ。その収入が減少すれば選手の栄養費も少なくなってしまう。OBが勤務する会社へ寄付を依頼することに忙しくなる。ハンカチ王子の経済効果は他の大学の台所にも大きく及ぶ。ただ同じ早稲田大学の選手が栄養費を西武から受け取っていたことが報道されたのが心配だ。

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