今週の重要イベント「日本GDP、バーナンキ議長議会証言」
G-7特別号と致します。
1.今週の戦略(予想レンジドル円120-123、ユーロ円156.50-159.50)
月曜日の市場では円が売られるかもしれないが、月曜日買う人は超短期で出来るだけリスクを取らずに結果見て反応する人中心なので短命で彼らが投げ始めるところからスワップ派は拾いたい。毎月コンスタントに買う投信のように、ニュースに惑わされずマイペースで。
短期派はユーロ圏GDPやまたもや判断が微妙になってきた日銀会合や日本のGDPを見ながらの取引となる。いや軸はやはりバーナンキ議長の議会証言か。今週も新たなゲームで充実。
「G-7の印象」=G-7声明は少し変わっている
私はよく最近のG-7を日本の出来上がりの短時間で終わる株式総会の例えて「シャンシャン総会」と言うが今回もそれで概ねそれで終わったようだ。為替の不均衡はあっても、世界経済の不均衡はないので、為替も大きく取り上げられなかった。また米国にとっては「ユーロ高円安」はしったことじゃなかった。ただ9月シンガポールG-7と異なるのは「為替はファンダメンタルズを反映すべき」の後に、「こうした
経済動向が意味することが市場参加者に認識され、彼らのリスク評価に織り込まれていくであろうと確信する」が付け加えられたことだ。円安には牽制球は投げられなかったが、欧州投手はチラっと睨みつけた。サッカーの欧州ならイエローは出さなかったが審判がちょこっと笑いながら警告したのだろう。
ちなみに2007年GDP見通し 世界経済5%、 米 2%、日 2%、ユーロ圏 2% 中国10%でシャンシャン。
以下、為替関連だけ簡単に3つのG-7を比較した。今回は速報性の意味もあり他社と重複する部分があるがご容赦願いたい。
「今回ドイツエッセンG-7(2007年2月10日)」会議前相場 ドル円121円70銭、ユーロドル1.3005、ユーロ円158円30銭
米国堅調、カナダ英国引き続き力強く均衡の取れた成長経路、ユーロ圏回復の裾野は次第に拡大、日本は順調、継続が見込まれる。こうした経済動向の意味が市場参加者に認識されリスク評価に織り込まれていく。
(事後コメント)シュタインブリュック独財務相やトリシェECB総裁は記者会見で「円キャリー」に言及。
ルクセンブルグユンケル首相兼財務相兼ユーログループ議長「日本は回復軌道、円相場に反映されるべき」カナダ中銀ドッジ総裁「特にここ欧州においての問題は円に関するものだ。われわれが目にしているのは、日本経済が改善しているということだ。日本の財務相と中銀総裁は、日本の需要が引き続き力強くなるとの自信をにじませた。非常に単純なことだが、特定の通貨や為替相場において一方向の賭けをすべきではない」
尾身大臣「一方的に偏って行動することのリスク」「欧州から円安を問題にする議論が出たがファンダメンタルズに沿っている」
「前回シンガポールG-7(2006年9月16日)」ドル円117円58銭、121円70銭、ユーロドル1.2666、ユーロ円148円93銭
米国は穏やかなるも依然好調、加速したユーロ圏経済は力強く広範な成長維持、英国は次第に力強く広範、カナダはバランスのとれた成長、日本はゼロ金利を解除、回復は広がりを見せている。 為替レートとはファンダメンタルズを反映すべき、過度の変動や無秩序な動きは、経済成長はに望ましくない。
「1985プラザ合意(1985年9月22日)」240円10銭、ユーロドル0.6868(ドルマルク=2.8475から) ユーロ円164.90(マルク円84.31から)
米国は貯蓄促進、財政赤字削減、開放的市場維持、ドイツ 安定した物価と低い金利水準で国内需要が継続拡大するようにする。 日本は内需拡大、保護主義抵抗、円レート適切に注意せよ、財政赤字削減。
大臣総裁は各国の基礎的経済条件の変化や将来的な政策的コミットメントが為替市場に十分反映されていないとの見解であった。
2.今後の日銀について
G-7で円安の推移は経済実態を反映しているということは金利も上げる必要はないのではないか。ただ元旦に利上げ報道した読売新聞は再び利上げを「福井総裁がドイツで2月の会合はさらに煮詰まった話をする」という発言に触れ利上げを示唆する報道をしている。前回は6-3で否決だったが、5-4を狙って時間稼ぎか、あるいは一気に逆転か。政府、中川家などの自民党は今回はまだしゃべらないようだ。選挙前に響かないようにするには今月か3月にやらないと内閣支持率に響こう。やっても個人消費の伸び悩みで批判されるのだが。麻生首相まで名が上がってきているので政府は据え置きしたい。
また日銀会合前に発表される日本の4QGDPは+0.9%の予想、ドイツ、ユーロ圏は+0.5%の予想。既報の米国は年率で3.5%であった。皆、「皆さんようやってますな(我々はすばらしい)」というのがG-7の首脳の本音。あえて為替でもめたくない所。もめる時は成長の不均衡が起きる時だが、それは経済のグローバル化と活力源は中国、BRICsなので落ちるときも一緒だろう。
3.今週の予定
12(月)東京休場、
13(火)日 企業物価指数、消費者態度指数、独&ユーロ圏 4QGDP、ZEW景況感調査、米 貿易収支
14(水)バーナンキ議長議会証言、日 国際収支、NZ 4QPPI、米 小売売上、企業在庫
15(木)バーナンキ議長議会証言、日 4QGDP、NZ 小売売上、ECB月例報告、米 失業保険、NY連銀製造業景気指数、鉱工業生産、 設備稼働率、フィラデルフィア連銀景況指数、対米証券投資
16(金)日 第三次産業活動指数、独 CPI、ユーロ圏 貿易収支、米 PPI、建設許可、住宅着工、ミシガン大消費者信頼感指数
18日 春節



