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今週の重要イベント「地方選挙、バーナンキ議長講演、ECB-G-7へ」



今週の重要イベント「地方選挙、バーナンキ議長講演、ECB--G-7へ」

2月5日(月)-2月9日「今週の戦略」

今週の私の戦略(ユーロドルが円の動向を決める。122近辺で売りトライ、次の120割れは押し目買いとはならずドル戻りは鈍い。)
 予想レンジ(ドル円119.50-122.50、ユーロ円155-158)

1.今週のマーケット

 さて今夜(3日)まもなく発表される、愛知県知事選挙、北九州市市長選挙で「女は産む機械」としながらも辞任せず国会を与党単独開催している政治への審判が下される。自民党が負けた場合だけ一時的に円相場に影響しよう。

 今年は年初来、日銀利上げ、独VAT引き上げ、G-7でユーロ高の調整が行われるとしてきたが、ユーロドルは年初の1.32から1.28-1.29台まで下落している。クロス円もポンド円などは強いが他のクロス円ではやや調整が出て、昨年ほどのクロス円の円安での伸びはない。やはりユーロでのドル高ユーロ安推移ではクロス円の伸びはなくなる。

その意味からも8日のECB理事会は昨年6月から2ヶ月ごと利上げしてきたリズムが変わるかどうかで注目だ。日本の利上げ如何は延長戦に入ってきた。先週、山口県、島根県を訪れたが、やはり地方の景気に盛り上がりはなかった。山口県の陸の玄関である(新山口駅=旧小郡駅)ではシャッター商店街が駅前に広がっていた。 昔は京浜地区の工場移転は地方であったが、最近は地方ではなく中国なので地方経済の復活はかなり難しい。第二の夕張候補は多い。日銀が東京景気の観点で利上げをしてもしっぺ返しがあるのではないかと地方を旅して感じた。

FOMCでインフレの落ち着きに触れたFRBバーナンキ議長の講演もある。週末G-7はポールソン米財務長官の「円はファンダメンタルズを反映、自由な競争力のある市場で取引されている」とされたが、欧州からの反発も予想される。中国も含め何も議論されなかったり、声明やコメントで触れられないことはないだろう。引き続きG-7への報道合戦を短期取引きに上手く活用して頂きたい。 

「注目指標」

5(月)豪 小売売上、住宅建設許可、ISM非製造業、予算教書
6(火)日 景気動向調査、独 製造業受注、ユーロ圏小売売上、バーナンキ議長講演
7(水)豪 政策金利 独 鉱工業生産
8(木)日 マネーサプライ、景気ウォッチャー、NZ 4Q失業率、豪 失業率、独 国際収支、BOE政策金利、ECB、米 失業保険
9(金)日 機械受注、G-7

2.「高金利通貨トピック=買い時、波に乗る?」

 時々「高金利通貨の最近の波にのれなくて」とか「NZ円の買い時はいつでしょうか」などの質問を受ける。私の回答は質問者をがっかりさせるものになっているかもしれない。

 高金利通貨のスワップ狙いは基本は金利で儲けるもので、為替の変動は二の次、あるいはおまけだと思っている。金利というものは住宅ローンまで極端に長いものではなくともある程度長期に渡るものである。投資する人にとっても長期でないと収益が上がらない。銀行の収益源である金利収入も長期に安定した運用と調達の利回りの差が生み出している。金利変動と為替変動は時間軸が違う。極論すれば違った商品、取引とまで考えていいと思う。

だから波にのるとかと、いつ買うという問題ではなく、まずはポジションを持って金利をもらわなくては益が出ない。勝負が始まらない。波とかいつ買うならそれは為替変動が主体なので、ニュース、チャートなどを駆使して相場をにらめっこっしなければならない。

 もちろん金利差狙いなら少しはレバレッジを高めて実力以上のポジションをもっているのだから変動のリスクははある。それは過去の高金利通貨の変動幅(例えば、NZ、豪ドル、南アランドの高値は400円超え、安値はそれぞれ41円、55円、10円である)。また1日の最高変動幅(下落幅)なども念等において、自己資金力を鑑みポジションを決定してもらいたい。

 検証した結果、拙著に書いたようにレバレッジ2,3倍ならある程度枕を高くして変動も気にならず利息収入を享受できるかと思う。1年経てばNZ円で5円近く買値が下がるメリットもある。結論としては「高金利通貨スワップは買い時に悩まず、波にも乗る必要はない」。波乗りなんて不安定で難しいものだ。それはデイトレの範疇でトライするものだろう。

3.「外国為替論、専修大学にて」

 4月より専修大学生田キャンパス、神田キャンパスで「外国為替論」を講義することとなりました。週2コマ。中京大学と合わせ少しは実務中心から離れてアカデミックな気分に浸れると思います。為替トレーディングというより、国際収支、貿易決済業務、通貨制度、歴史、相場の建て方、オフショアー市場などの解説をします。商学部教授で元東京銀行調査部長であった寿崎教授が定年退官なさるので一部引き継ぐこととなりました。寿崎教授は外国為替の需給についてもご専門で「円・ドル・マルクの時代―日本経済ドルからの離脱 」東洋経済新報社で国際収支と為替需給を詳述なさっています。 私も為替需給について理論的にご教授いただいております。

 為替取引で儲ける手法を話すのもいいですが、時には初心に戻り国際経済や外国為替の基礎を学び直すのもより為替取引を充実させるものかと思っています。授業内容については、大学の許可があれば適宜ブログ上で公開致したく存じます。

 ちなみに私は学生時代専修大学の伊勢原グランドで対戦しました。当時は中日に入って新人でMVPを獲得した中尾捕手が活躍していました。


 

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